2010年10月25日(月)
真吾オジサンの雑感
「榊莫山さん」について。
先日、「週刊誌」について、をこの雑感に書きました。
真吾オジサンが、この週刊誌に興味を惹かれたところは少なかったのですが、面白かったところの一つが「榊莫山さん」のことが書いてあるところでした。
申し上げるまでもなく、書家の「榊莫山さん」のことですね。
面白いことが書かれてあります。 ^^
このように書かれてあります。
(昭和)26年に日本書芸院展の最高賞である推薦一席を受賞し大阪に出た。
前衛書道の奎星会展でも最高賞を取る。
しかし、書道展の審査員を務めるうち、賞をめぐる書壇の馴れ合いや権威主義が嫌になる。
(略)
専門を決めたら人間が小さくなると、模索を続けた。
野仏や路傍の碑を訪ね歩くうち、字そのものに宿る力を体得する。
(略)
50歳を超えて書、詩、画一体の境地が見え出した。
弟子を取ることはなかった。
(略)
「字は習わない方がいい、自分の言葉の呼吸は自分の字でこそ表せる、とおっしゃっていました。」(俳人の黒田杏子さん)
(略)
「わしゃ、退屈知らんねん、ひとりでおったら満足やとおっしゃっていました。組織は堕落する、怖いもんや、と繰り返して笑っていました」
(略)
葬儀は行わず、家族が般若心経をあげて見送るだけでいい、と5年ほど前に書き遺していた。
代表作を自ら選び美術館に寄贈してもいる。
見事な幕引きではないか。
などと、書いてありました。 (摘み食いで申し訳ありません。 ^^;)
素敵な生き方をされた方だと思われませんか? ^^
真吾オジサンなどは、世の習い事の先生などは、この「榊莫山さん」をお手本にされるといいと思いますよ。 ^^
技がどうのこうのではなく、生き方が、−芸術に生きる者の生き方が−、真吾オジサンは素敵だなと思います。
後進の足を引っ張ることに忙しいような芸術家では駄目ですよ。 ^^;