2010年11月13日(土)
真吾オジサンの雑感
「再販売価格維持」について。
つい先日、某大手コンタクトレンズの会社が、この「再販売価格維持」の問題で、公正取引委員会から問題視されました。
法律上、問題と言えば、そうに違いないと思います。
しかし・・・
真吾オジサンは、この「再販売価格維持」をもっと認めた方がいいのではないかと思います。
いろいろな業種・製品・商品にです。
真吾オジサンは、この雑感にも何度も書きましたが、「過当競争」は良くないことだと思っております。
この過当競争は、消費者に益をもたらすことも多いのですが、反面、不正な取引の背景にもなりますし、働く方々に酷な環境になるとしたものです。
デフレの背景でもあります。
現役で仕事をされておられる方々の働く環境が、業種にもよりますが、年々厳しくなっているように思います。
「100円ショップでこんなに安く買えた!」とか「中古品で掘り出し物を見っけ!」もいいのですが、
このようなことで喜んでいる人よりも、現役で働いていらっしゃる多くの方々のことを考えるべきです。
「100円ショップ」や「中古品」の市場がこれ以上伸びて、国内の製造業・流通業の多くが栄えますか?
「100円ショップ」や「中古品」の従業員の雇用が伸びたところで、いくらの雇用が確保できるというのでしょうか?
それに、「100円ショップ」や「中古品」の雇用の条件はいいものですか?
このような日本のデフレの病巣を放置しているのは問題があるように思います。
この再販売価格維持の問題は、公正取引委員会の問題と言うよりも、政治家がいうべきです。
公正取引委員会は、「市場の番人」としての職務をされただけのことですから・・・
日本は今後も「ものづくりの日本」であるべきだと思うのなら、寧ろ積極的に当面はこの「再販売価格維持」と認め、推奨すべきのように思います。
真吾オジサンは、もう何度も書きましたが、「消費者法ニュース」という雑誌を定期購読してその会員なのですが、
勿論例外はありますが、もうかなり消費者保護の環境は整備されたように思いますよ。
細かいところをいえば、まだまだあるように思うのですが、まあ、これを言い出したらきりがなくなりますので・・・
消費者保護も勿論大切なのですが、今の日本は「事業者保護」?の方が必要だと思いますよ。
政治家の諸君の奮起を期待しております。 ^^