2010年12月21日(火)
真吾オジサンの雑感
「英語より『論語』を」について。
今月号の文芸春秋に「英語より『論語』を」というところがありました。
お茶の水女子大学名誉教授の藤原正彦先生と、作家の宮城昌光先生との対談形式で書かれております。
これによりますと、楽天やユニクロという企業で、英語を社内の公用語にするというニュースがあったそうです。
これは本当の事なのでしょうか?
上記の両先生が、これをご批判されておられます。
当然でしょうね。
国語がしっかりとしていない人に、英語を覚えさせることに、真吾オジサンは疑問を持っております。
英語ができたからといって、そんなに有難いことなのでしょうか?
できない・わからないよりは、知っている方が望ましいという程度のことなのではないでしょうか?
真吾オジサンは、これにも書いてありましたが、「論語」を学ぶ方がずっといいと思いますよ。
真吾オジサンに言わせれば、漢字の一つでも覚えさせた方が余程いいことのように思います。
藤原先生がこのようにお話しになられておられます。
共産革命を経て、歴史が断絶してしまったんですね。(中国のこと)
今の日本も、漢籍を含めた日本文学をきちんと読んで後世に伝えて行くことが大切です。
中国は革命によって断絶され、韓国は漢字を捨ててハングルにしたことで文化が断絶した。
歴史の断絶は、一国の文化にとって致命的です。
その通り!と真吾オジサンは思いました。