2010年12月25日(土)
真吾オジサンの雑感
「教員」について。
真吾オジサンは、学生の頃、家庭教師をしていたことがあります。
中学3年生の柔道部の男の子を教えていたのです。
そこの家庭は、旦那がぼんくらで、誇大妄想じみた仕事?をしていたので、女房があきれて、別居で暮らしていたのです。
女房が、その男の子を引き取って育てていたのです。
その女房は、公営住宅に住んで、水商売のお仕事をされておられました。
この男の子は、勉強は全く駄目で、文化祭・体育祭のときには、目をキラキラさせるような男の子でした。
ただ、このままでは、どこの高校にも入れないくらいの酷い成績だったのです。
で、親としては心配になる訳です。
最初は、塾に通わせていたのですが、塾では同じ学校の同級生と話が盛り上がって一向に勉強をしなかったらしいのです。
これでは駄目だということで、家庭教師にしようということになって、学生のころの真吾ニイサンの登場となったわけです。
人に教えることの難しさということを、ここで真吾ニイサンは初めて知りました。
この男の子は、勉強に対して、やる気ゼロ、集中力ゼロだったのです。 ^^;
中間テスト・期末テストの前はそれは大変だったものです。
そこの家庭の事情も知っていたので、無給の上、徹夜で一緒にカフェインのドリンクを飲んで「一夜漬け」をしたこともありました。
ビンタをはったことは何度ありました。
ある日、この子が、同級生と一緒になって、夜中にバイクを盗んだことありました。
それが見つかって、警察にお世話になったのです。
このときは、母親のかわりになって、拳骨で殴ったこともありました。
そんなこんなあったのですが、ついに高校の入試試験の日を迎えました。
もう他人事などではなかったのです。
本当に、心から合格を祈ったのです。
このあたりの気持ちは、当事者でないと、ちょっと理解ができないかもしれませんね。
もうこの頃は、家庭教師は時給がいいとかなんとかなどではなかったのです。
結果は・・・
見事、合格となったのでした。 ^^
本当に、涙が出ました。
この真吾ニイサンの教育方法が最善だとは、今でも全く思ってはおりません。
ただ、上記のような経験をさせて頂いた真吾オジサンが思っていることは、
最近の多くの教員の方々は、本気で生徒さんの将来のことを思っているのかと思うのです。
新聞等で拝見する限りでは、多くの教員がどれほど真剣に生徒さんのことを思っているのかと、失礼ながら言いたくなることが多いのです。
ビンタや殴ったりすることがいいことのわけはありません。
実際にビンタをはるや殴るか否かは別にして、そのくらいことをするまでに本気で生徒のことを思っているのかを問題にして貰いたいのです。
最近、新聞等で報道されている教員の不祥事みると、本当に情けなくなります。
真吾オジサンがそこの学校の校長なら、全校生徒と父兄の前で、そのような不祥事を起こしたぼんくら教員を殴るかもしれません。
教員は、ただの労働者であってはならないと思います。
子ども食い物にしているような教員ではどうしようもないと思う。
教員には聖職の面もあるのだということを忘れないで頂きたいものです。