2010年12月6日(月)
真吾オジサンの雑感
「真吾オジサンの祖母」について。
真吾オジサンには、粋な祖母がおりました。
厳しい半面、情に厚い祖母でした。
真吾オジサンの好きな祖母でした。
祖母は、割といい家庭で育ったらしいのですが、いろいろと事情があってお金に苦労しておりました。
息子がぼんくらで、それが原因で、苦労もしておりました。
原爆にもあい、祖母の背中にはケロイドがありました。
雷が鳴ると、よく「ピカ(原爆のことです。ピカドンのピカです)を思い出す」と言っておりました。
お金に苦労していた祖母は、「元手がかからなくて、自分でもできる」と思い、雀荘を女手一つで経営しておりました。
実は、祖母は余り麻雀のことは知らなかったのですけどね。
しかし、何とかなっていたのでしょうね。 ^^;
そうして、借金を全て返しました。
真吾オジサンが小学生のころ、その雀荘に遊びに行っても、お金に困っている素振りを見せることなく、
小学生の真吾ちゃんを近くのラーメン屋や鮨屋に連れて行ってくれていたものです
三味線が好きな祖母でもありました。
また、坂本冬美さんのファンだったようで、「ウチは、冬美のことが好きじゃ」とよく言っていました。
上記のような環境で、苦労に苦労を重ねていた祖母でしたので、
学生の頃の真吾ちゃんが、小賢しいことを言うと、一喝されたものです。
口癖は「それは綺麗ごとじゃ」でした。
身内贔屓の話で恐縮してしまうのですが、
今、祖母のような粋な女性はいらっしゃいますかね?
そのせいか、結構、男性にも持てたそうですよ。 ^^
祖母が亡くなってから、もう随分と時は経ちました。
小さなお墓の中にいる祖母なのですが、真吾オジサンにとっては自慢の祖母です。
墓参りに行くと、祖母からの天の声をよく聞きます。
よく怒られるのですけどね。 ^^;
でも、また会いに行きたくなる祖母なのです。 ^^