2010年2月21日(日)
真吾オジサンの雑感
真吾オジサンは、信用調査会社が上梓をされた本を、以前はよく読んでおりました。
失礼ながら、焼き直しの本が多いので、最近はあまり以前のように読むことはなくなりました。
最近買ったこの手の本は、朝日新書の「百年続く企業の条件」くらいです。
信用調査会社の本は、兎角、「このような会社は要チェック、このようなことがあるのは〜の兆し」ということが書いてあるわけです。
これはこれで、とても大切なことだと思うのです。
企業が不良債権に係ると、多くが徒労に終わるであろうことに、人材が振り回されるようにならざるをえません。
それは残念なことです。
で、企業としましては、その予防の知識が大切となるわけです。
ただ、私が思いますに、信用調査会社が何の問題もないという会社は、事実上存在しないのではないかなとも思うのです。
信用調査会社の言うところの色眼鏡で、この世間を見てみますと、鬱然としてきます。
金融の関係でお仕事をされている方々は、多分、多くの方が、私のような気持ちでおられるのではありませんか?
しかし、世間は本当に信用調査会社の言う通りになっていますか?
そんなことばかりでもないでしょう?
わたしなどは、それぞれの方々、御自身が経験をされてきたことを通して、もっと世間を見てもよいと思うのです。
ただ、論語の為政の「思而不学則殆」にならぬようにも注意をしたいものです。