2010年5月11日(火)
真吾オジサンの雑感
「グレゴリオ聖歌」について。
今日は、柏書房さんの「癒しとしてのグレゴリオ聖歌」(キャサリン・ル・メ著)から引用させて頂きます。
この本も、真吾オジサンのお勧めの本の一冊です。
中世の芸術や建築や礼拝には、個人の思いつきが介入する余地はまったくありませんでした。
芸術家も作曲家も礼拝者も、伝統と聖なる数霊術によって定められたパターンや儀式に、忠実に従うだけでした。
ゴシック建築の大聖堂の平面図をよく見れば一目瞭然です。
一見複雑で独創性に富んでいるようですが、実は単純な象徴的パターンをくり返しているだけだということに気づくはずです。
中世の数霊術では、7は完成された事象、つまり神の力と地上の力の合一を表しています。
ド−レ−ミ−ファ−ソ−ラ−シ−ド の7つの音程を持つオクターブは、全ての事象が構成される方法を完全に説明しています。
(略)
キリスト者のみならず、他の宗派の方がご覧になられても面白い本だと思います。