2010年5月20日(木)
真吾オジサンの雑感
「陶淵明」について。
帰園田居
少無適俗韻
性本愛邱山
誤落塵網中
一去三十年
羈鳥恋旧林
池魚思故淵
開荒南野際
守拙帰園田
方宅十餘畝
草屋八九間
楡柳蔭後簷
桃李羅堂前
曖曖遠人村
依依墟里煙
狗吠深巷中
鶏鳴桑樹顚
戸庭無塵雑
虚室有餘間
久在樊籠裏
復得返自然
(横書きで申し訳ありません) ^^;
有名な「園田の居へ帰る」です。
真吾オジサンの好きな漢詩です。
三十年のところは、十三年となっていることもあるようです。
陶淵明は身近なことを詩にしました。
当時では、それは一般的なことではなかったそうです。
陶淵明は、最初の仕官をするまで、生活が貧しく飢えや寒さの心配から逃れることができないほどだったそうです。
その後、広州の祭酒(さいしゅ)という教育長のような職に就きました。しかし、それにたえられず、自ら辞任します。
数年後に、鎮軍将軍の参謀になり、その後、建威将軍の参謀になりました。
そして、その後、故郷に居を定めて農耕生活に従事されたのです。
陶淵明の作品を読みましょう。
街で生活してされている、田舎で育った方には、特にお勧めです。