2010年5月25日(火)
真吾オジサンの雑感
「民事不介入」について。
有斐閣の「法律学小辞典」には、この「民事不介入」は、
「民事の法律関係には警察権は関与してはならないとする原則。
警察公共の原則の1つで、民事の法律関係不干渉の原則とも呼ばれる。
民事紛争は、民商法などの実体私法によって規律され、民事訴訟法等に従って司法権によって解決されるべきであるという考え方が背景にある。
ただ、民事紛争が背景にあっても、犯罪行為のおそれがあるなど公共の安全と秩序に影響がある場合には、警察権の発動の要件は満たされる。(略)」
ごもっともであります。
警察権の乱用が横行するような社会ではいけないと思います。
ただ、マスコミ等の報道や、私の経験で申し上げますと、「民事不介入」の美名のもとで、不作為なことを続けているようなケースもあるように思うのです。
多くは、キチンとされておられるはずだとは信じておりますが、残念な事件が繰り返されないように注意をしていただきたいものです。
警察職員の人数が足らないのかなぁ・・・
交番に行ってもいつも留守、という声をよく聞きます。
新聞等や、世間話では、あまり景気のいい話を聞きません。
社会が、ますます不安定になる可能性が高いように思います。
犯罪の数が増加しても不思議ではないように思います。
その防止・予防にも、警察職員の方々への世間からの期待は高いと思います。
また、下らないことで警察職員の方々を徒に振り回さないよう、それぞれの方々も協力をする必要があるようにも思います。
市民に本当に頼りにされる警察であって貰いたいものです。
また、そうあることができるよう、市民も協力できるところは協力するようにありたいものです。