2010年7月3日(土)
真吾オジサンの雑感
「言挙げ」について。
広辞苑には、「言挙(ことあ)げ」は、「言葉に出して特に言いたてること。とりたてて言うこと。揚言。」とあります。
真吾オジサンの持っている「日本書紀」(講談社学術文庫)には、
「揚言 言葉に出して言いたてること、古くからあまり好ましくないこととされた。」と書いてあるところがございました。
最近は、老若男女を問わず、この「言挙げ」することを好む輩が多いように思います。
アピールといえば、アピールだとは思うのですが・・・
柔道の「谷亮子」さんは、「北京オリンピック」で、無念の「銅メダル」となりました。
疑問の残るジャッジがあったのです。
御記憶の方も多いと思います。
しかし、「谷亮子」さんは、「言挙げ」するようなことをされませんでした。
立派でした。
以来、真吾オジサンは、「谷亮子」さんのファンとなりました。
以前に、何かの本で読んだ記憶があるのですが、「サイレントネービー」(沈黙の海軍)という言葉があるそうです。
大体、「大言壮語することなく、国を守る任務を粛々とされる」ことをいっておられるのだと思います。
肝が据わっていると、「饒舌」や、「言挙げ」するような人にはならないのかもしれませんね。