2010年8月16日(月)
真吾オジサンの雑感
「コンビニ」について。 その4
いままで、真吾オジサンは、この「雑感」にコンビニのことを何回か書いてきました。
ただ、コンビニの陰の部分が多かったように思うので、今回は光の部分について書こうと思います。
真吾オジサンが思うに、最近のいろいろな郊外のお店の中で、あのくらいの売り場面積、駐車場のスペースで、コンビニほど人を集めているところはないように思います。
こうなっているのは、やはりコンビニの様々なノウハウの存在だと思います。
コンビニ行って、真吾オジサンがよく思うことは、消費者から飽きられることのないように、様々に工夫を続けておられるなということです。
暫くぶりに、あるコンビニのお店に行くと、品揃えが非常に変っているものです。
このあたりは、シャッター通りになったところのパパママストアのオヤジさんたちは学ぶべきだったと思います。
小売業界の「カイゼン運動」だといってもいいように思います。
コンビニの業界は、情報を非常に重視しているように思います。
この点も、他の業種の方々は学ぶべきです。
セブン・イレブンを例にすると、「FC会議」というのを、毎週火曜日に開催されておられるそうです。
セブン・イレブンのことを書いてある本に拠ると、
現場の店舗で経営の指導やアドバイスにあたる千名を超えるオペレーション・フィールド・カウンセラー(OFC)が、全国の各地から朝一番で本部に集まるそうです。
朝の九時半から一日がかりのスケジュールを終えると、夜にそれぞれの担当の地域に戻られるそうです。
このFC会議の運営にかかる費用は、交通費や宿泊費、日当などで、年間に30億円ほどかかるそうです。
一回の開催で、大体、6000万円くらいかかるという計算になります。
これを「無駄なお金」といえば、そうともいえるかもしれませんね。
「そんなお金があるのなら・・・」という意見は、必ず出てくる・出てきたと思います。
情報伝達だけの手段でしたら、代替的な方法はいくらでもあるように思います。
しかし、この「FC会議」というのを、もう30年以上も続けておられるそうです。
しかし、この30年間、セブン・イレブン本部は、経営が傾きましたか?
この「FC会議」を続けておられる理由は
「情報を共有し、情報の統一を図るためには、ダイレクト・コミュニケーションに勝るものはない」からだそうです。
「情報は生ものであり鮮度が命だが、人の手を経れば経るほど加工される」ので、この点にこだわりを持っておられるようです。