2011年1月3日(月)
干支:つちのえ うま 九星:六白 行事:福岡筥崎宮玉せせり・不成就日 六輝:先負 中段:やぶる 廿八宿:心
真吾オジサンの雑感
「漫才」について。
漫才の源流は「万歳」なのだそうです。
この「万歳」は、もともと千秋万歳(せんずまんざい)といわれて、言葉によって精神のキヨメを行う正月の「咒術(じゅじゅつ)」で、
社寺や権門に属する散所民(さんじょみん)が行っていたものなのだそうです。
中世以降、権門の下を離れて、曲舞(くせまい)などを取り込んでいき、大きく芸態を変化させたのだそうです。
こうして、正月以外も、「芸能」として活動をするようになったらしいのです。
近世には、陰陽道の土御門家の支配を受け、土御門家から免状を頂き、全国を巡っていたのだそうです。
言葉によるキヨメの咒術が本来の万歳であり、
陰陽師としての万歳師は、式神を使うように言霊を駆使して家々をほめ、家運隆盛を祈願したのだそうです。
言葉の魔術師は、その宗教性を払拭して、現在の漫才へと系譜をつないでいるのだそうです。
どうぞ、御参考に。 ^^