2011年10月6日(木)
真吾オジサンの雑感
修羅について。
阿修羅(あしゅら)のことですね。
勿論、佛教語ですよね。
この修羅のことが、あれこれと「佛教語大辞典」に出ております。
【修羅】しゅら・・・@阿修羅の略。
【修羅界】しゅらかい・・・阿修羅の世界。十界中の第七界をいう。嫉妬心の強い生存の境地。
【修羅窟】しゅらくつ・・・阿修羅王の住する石窟。
【修羅地獄】しゅらじごく・・・修羅は阿修羅の略で一種の鬼神。その住処は須弥山の下の大海底にあるといわれる。
阿修羅は過去の業の報いとして飢餓道に摂せられるものと、
畜生道に摂せられるものがあり、
これを修羅地獄という。
【修羅趣】しゅらしゅ・・・六趣の一つ。阿修羅の領域。
【修羅場】しゅらじょう・・・阿修羅が帝釈天と戦う場所の意。
インドの神話によると、アスラは神々と戦うが、神々の主がインドラ(帝釈天)である。
戦闘が激しい場合にたとえていう。
激しい戦闘の行われる血なまぐさい場所。
【修羅扇】しゅらせん・・・日の丸を書いた扇をいう。阿修羅王が手で日を覆ったという故事による。
【修羅巷】しゅらのちまた・・・修羅場に同じ。
【修羅道】しゅらどう・・・@阿修羅の領域。修羅場に同じ。六道に一つ。
A現世で戦争をした者や、慢心・猜疑心の強かった者が死後に堕ちる世界で、常に戦闘を事とするといわれる。
B血なまぐさい戦闘の行われる場所。
【修羅妄執】しゅらのもうしゅう・・・阿修羅の性が憍慢で執着の念も強いのを、教化を受けてもさとることのできない者にたとえた語。
勝負事の好きな方には、ぜひ、知っておいて頂きたいことですね。
囲碁・将棋の世界は、勝負の世界なら、比較的行儀がいいようにも思います。
スポーツの世界とかは、それは酷いことを言ったり、したりしますからね。
戦争とかになると、もう目茶目茶ですよね。
それなので、囲碁・将棋の世界は胸を張ってもいいようにも思うのですが、
しかし、所詮はどこまで行っても修羅な世界なようにも思いますね。
所詮は修羅な世界に過ぎないと思うのですが、ただ、修羅なりのマナーというようなものがあると思います。
どうせなら、ここにも思いを致したいものですよね。