2011年11月18日(金)
真吾オジサンの雑感
月月火水木金金
最近では真吾オジサンの雑感が「コンピュータ将棋の攻略に挑戦しよう!」のメモ書きになり下がってしまったのですが、
今日も将棋のことで。 ^^;
随分前の雑感に「真吾オジサンの思っている人工知能の進化の訳について」を書き、
先日、ブログに「真吾オジサンの知り得たコンピュータ将棋の開発者の一面について」を書きました。
「真吾オジサンの知り得た・・・」の方の記事は、
本当は雑感に書いたことの焼き直しに過ぎないのですが、割とアクセス数が伸びました。
「詰将棋メモ」さんから多く方がお越しになられたのです。
この雑感は、11月14日(月)に書いているのですが、
昨日の13日(日)にも某大学からのアクセスがありました。
「真吾オジサンの知り得た・・・」の記事に書いたのと同じ某大学からです。
「そのものジャン!」のアクセスな訳です。
※ ちなみにこのアクセスの検索キーワードは「the 16th game programming workshop」で発表された論文の中の一つのことでした。
凄いですよね。
今日の記事のタイトル名にあるように、
ここのソフトの開発者の先生は更なるソフトの進化の為に月月火水木金金になっていらっしゃる・・・
真吾オジサンが仮にこのソフトの名称をここで書くと、
「もう今でも十分過ぎるほどに強いのに・・・」
と大概の将棋ファンの方は思われるであろうくらいに、
今でも本当に強いソフトなんですけれどね。
この調子ですと、来年の「第22回世界コンピュータ将棋選手権」ではぶっちぎりで優勝されるかもしれませんね。
そうなる可能性も大いにあるように思いますよ。
またこのくらいされておられたら、ここのソフトが何らかの技術的なブレークを起こすかもしれませんね。
どこかそれを期待したくもなりますよね。 ^^
最近、bonkrasが将棋倶楽部24に参戦をされて大変なご活躍をされておられるようです。
Ponanzaも再び将棋倶楽部24に参戦をされたようですね。
「将棋倶楽部24」の1位と2位がこのソフトになってしまうかもしれませんね。 ^^;
そうなってもそれほど不思議でもないように思います。
もしもこうなるようでしたら、
−怒られるかもしれませんが−
時間の短い将棋では人間との勝負ではもう一応決着がついたようにも思いますね。
人間側が頑張れば、ある程度は盛り返せるはずだとも思うのですが、
時間の短い将棋なら100回指して100回ともコンピュータ将棋が勝つ時代も
10年以内には来そうな感じですね。
やはりbonkrasも入玉の問題があるようなのですが、
そういう展開にならないのでしたら、時間の短い将棋でしたらもうプロ棋士の棋力でしょう。
それどころか、時間の短い将棋でしたら並みのプロ棋士ならもう越えているように思います。
これだけの成績を残しているのでしたら、そう見做しても差支えないと思います。
次は時間の長い将棋で完全に越えることですよね。
もうここをコンピュータ将棋の開発者の先生方には目を向けて頂きたいものですよね。 ^^
真吾オジサンの見たところ、時間の短い将棋でしたら中盤戦はコンピュータ将棋の方に分があるように思うのですが、
コンコンと考え得る時間があると、まだコンピュータ将棋はTOPプロの中盤力には追い付いていないように思います。
この根拠の一つとして、清水市代さんの例の▲6六金打があるように思ったりも致します。
コンピュータ将棋がもう完全に人間の中盤力を超えているのなら、
人との対戦では中盤での評価値が右肩上がりになる棋譜ばかりにならないとおかしいはずなのです。
確か、この▲6六金打で逆転の評価値にはならなかったものの、その後の展開でコンピュータ将棋が
「意外と難しいジャン!」となっていたように思います。
こうなったということは、まだまだコンピュータ将棋にも伸びしろがあるということだと思うんですよ。
コンピュータ将棋は男性プロ棋士の中盤は異なるように思います。
コンピュータ将棋は、良かれ悪しかれ、露骨ですよね。 ^^;
駒を取る手、駒を交換する手、相手の駒に働きかける手、こういう手を指したがるようなところがあると思います。
※ ただ今年の世界コンピュータ将棋選手権では、Bonanzaとbonkrasがこうではないところもありましたが・・・ ^^;
また、これで清水市代さんにも勝っているのですからあれこれいうのもどうかとも思うのですが、
でもこのコンピュータ将棋の癖を、今後の男性プロ棋士との持ち時間の長い将棋では、
多分突かれることもあるだろうな・・・と思っております。
コンピュータ将棋って、緩やかな展開はあまり得意にはしていないように思いますからね。
ただ、この露骨と言えば露骨の路線で、Xデーが来ることも考えられるようにも思っております。
ここ最近の戦績を拝見させて頂いておりますと、そんな気も致しますからね。
ただ、この路線では10回対局をして10回とも勝てるようにはならないのではないか?とも思っております。
ちょっとした穴がいくつかあれば、
3つ4つは本気も本気になったら元気のいい男性プロ棋士ならこのくらいはとりそうですもんね。
まあ、何にしましても面白い時代になったものですよね。
将棋400年の歴史の中でも、全く前例のない本当に貴重な時代ですからね。 ^^