2011年11月20日(日)

 

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

 

「歳月人を待たず」について。

 

 

 

 

 

勿論、御存知ですよね。 ^^

 

 

広辞苑には、

 

 


 

【歳月人を待たず】

 

 

〔陶淵明、雑詩「及時当勉励、歳月不待人」〕

 

年月は人の都合にかかわらず過ぎて行って、少しの間も止まらない。

 

今の時を大切にして努力せよ、という戒めにも用いる。

 


 

 

こう書いてあります。

 

 

 

ついでに陶淵明のこの作品も御覧いただきましょう。

 

 


 

雑詩

 

其一

 

 

人生無根蔕     じんせい こんていなく

飄如陌上塵     ひょうたること はくじょうのちりのごとし

分散逐風転     ぶんさんし かぜをおうて てんず

此巳非常身     これ すでに じょうしんにあらず

落地為兄弟     ちにおちて けいていとなる

何必骨肉親     なんぞかならずしも こつにくのしんのみならんや

得歓当作楽     かんをえては まさにたのしみをなすべし

斗酒聚比隣     とうしゅもて ひりんをあつめん

盛年不重来     せいねん かさねてはきたらず

一日難再晨     いちじつ ふたたびはあしたなりがたし

及時当勉励     ときにおよんで まさにべんれいすべし

歳月不待人     さいげつ ひとをまたず

 

 

 

 

 

 

雑詩

 

その一

 

 

人の一生は木の根や蔕のようにつなぎとどめておくものもなく、

 

路上の塵のごとくただよい飛び散る。

 

かぜのまにまに散ってころがりゆく、

 

この体はもう不変の身ではないのだ。

 

この世に生まれおちるやみな兄弟となるのであって、

 

決して肉親だけに限らない。

 

喜ばしい時には楽しむべきである。

 

少しの酒であっても隣近所を寄せ集めよう。

 

若い時は二度とやってこない、

 

一日に朝が二度もやってくることはない。

 

しかるべき時に楽しみ遊ぶべきである、

 

歳月は人を待ってはくれないのだから。

 

 


 

 

もともとは、この「歳月人を待たず」は、戒めのようなものでもなかったようですね。 ^^

 

 

これ、話のネタくらいには使えそうですし、

 

本来の「歳月人を待たず」の方が、説教臭くなくっていいですよね。 ^^

 

 

 

 

 

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