2011年12月1日(木)
真吾オジサンの雑感
将棋電王戦 米長邦雄永世棋聖 vs bonkras について。その1
そろそろ書くかという気になりましたので、この対局について書こうと思います。
本当は、「コンピュータ将棋の攻略に・・・」の方に書くべきことなのでしょうが、こちらに書きます。
理由は以前の雑感に書きましたので、そちらをご覧くださいね。
来年の1月14日(土)の10:00から、東京・将棋会館でこの対局は行われます。
主催は 公益社団法人日本将棋連盟 株式会社ドワンゴ 株式会社中央公論新社 です。
この対局はニコニコ生放送で生中継される対局です。
2011年10月6日にこの将棋電王戦の発表が動画でありましたよね。
真吾オジサンも途中から拝見させて頂きました。
ただ、途中で画面がそのままになったり音声が途切れたりしたので、全部は見ていないのです。
真吾オジサンがこの発表の動画で一番記憶に残っているのは、
確か米長邦雄会長が「玉が3段目に上がるような将棋には・・・」
ということをおっしゃられたように思います。
これなのです。
これは極力入玉を狙うような展開の将棋には致しませんよ、という意味だと思うんですよ。
この対局を入玉の将棋にしますと、米長邦雄会長は仮にこの勝負に勝てても、
本当の意味で勝てていないことになると思うんですよ。
この入玉の将棋にしますと、まずはスポンサーと将棋ファンに対して、
面白い将棋を見せることができなくなる可能性が高いのです。
はっきりいって入玉の将棋は面白いものではないのです。
真吾オジサンですら、2ちゃんねるに
「入玉と千日手ばかりで面白くない」とか書き込まれたことがあるくらいでしてね・・・ ^^;
これでは勝負に勝てても負けても、めでたい結果とは言えないと思うんですよ。
次のスポンサー探しにもさわりのある事にもなるでしょうね。
で、スポンサーに対しても、将棋ファンに対してもこういう将棋を見せては申し訳がない、
という思いがあって、米長邦雄会長はこうおっしゃられたのだと思いますよ。
2ちゃんねるなどではいろいろと米長邦雄会長に対する邪見の書き込みを見ることが出来るのですが、
真吾オジサンに言わせれば、この対局で米長邦雄会長がこの対局に勝った後で
「まだまだ、プロに挑戦するには10年早いな」
といいたいのでしたら、入玉の将棋にするのが一番いいと思いますよ。
それも相入玉の将棋で最後の最後まで指すのが一番いいと思います。
仮に上手くこう展開の将棋に米長邦雄会長が持ちこめたら、
もうそれはどうにもならないくらいにbonkrasは負かされることでしょう。
もう目も当てられないくらいのことになると思います。
仮にこうなったら、最近のコンピュータ将棋の残してきた結果だけを御覧になられている方は
腰を抜かすくらいに驚かれることにもなるかもしれませんね。
「なんだ・・・ 駄目だ、こりゃ・・・」
くらいになることでしょう。 ^^;
ただこうなってはね・・・
まあ、そういう将棋は真吾オジサンに任せて頂くことにしまして、
やはりプロ棋士の先生方には、「やっぱり、プロだ!」っていいたくなるような将棋を
こういうハレの場では見せて頂きたいものですよね。
表現は悪いのですが、「銭のとれる将棋」を見せて頂きたいものですよね