2011年2月2日(水)
干支:つちのえ ね 九星:七赤 行事:一粒万倍日・不成就日 六輝:大安 ちゅうだん:とづ 廿八宿:箕
真吾オジサンの雑感
「心に残る先生」について。
真吾オジサンが俳句を拵えていた頃、俳句の上手い女性が、こうおっしゃられておりました。
「わたしの先生は、〜先生だけ」
この〜先生は、もう随分前に亡くなられた先生です。
高浜虚子が、「最も篤実な俳句作家」と評した、〜先生だったのです。
この女性は、その〜先生に厳しく教えて頂いた作風を、頑ななまでに守っておられます。
そして、いい句を作り続けておられます。
この〜先生は、非常に厳しい選者だったのです。
いわゆる取り巻きの人の句でも、お構いなしに、没にして、酷評するような先生だったのです。
俳句の世界では、こういう先生は非常に珍しいのです。
はっきり申し上げて、俳句の世界では、選者と高弟との馴れ合いのようなものがあって、それで成り立っているようなものなのです。
そんなものです。
御世辞にも、世渡り上手とは言えない〜先生だったようなのですが、
そのお弟子さんだった方々の、〜先生への思い入れは他の俳句結社にはないようなところがあるのです。
このような俳句の選者がいてもいいように思います。
愛想がいい・話せる俳句の先生もいいのですが、一方では、この〜先生のような俳句の選者の方がいらっしゃってもいいように思います。
俳句の世界に限ったことではないようにも思います。