2011年2月19日(土)
干支:きのと み 九星:六輝 行事:雨水・岡山西大寺会陽裸祭・アレルギー週間 六輝:大安 ちゅうだん:たいら 廿八宿:柳
真吾オジサンの雑感
「徒然草」について。
真吾オジサンは、「徒然草」が好きだったのです。
先日、久しぶりに紐解いてみたのですが、やはりいいなぁと思いました。
引用しますね。
第百三十段
物に争はず、己を枉(ま)げて人に従ひ、我が身を後にして、人を先にするには及(し)かず。
万(よろづ)の遊びにも、勝負(かちまけ)を好む人は、勝ちて興(きょう)あらんためなり。
己れが芸のまさりたる事を喜ぶ。
されば、負けて興なく覚ゆべき事、また知られたり。
我負けて人を喜ばしめんと思はば、更に遊びの興なかるべし。
人に本意(ほい)なく思はせて我が身を慰めん事、徳に背けり。
睦ましき中に戯るるも、人を計り欺きて、己が智のまさりたる事を興とす。
これまた、礼にあらず。
されば、始め興宴より起りて、長き恨みを結ぶ類多し。
これみな、争ひを好む失なり。
人にまさらん事を思はば、ただ学問して、その智を人に増さんと思うべし。
道を学ぶとならば、善を伐(ほこ)らず、輩(ともがら)に争うべからずといふ事を知るべき故なり。
大きなる職をも辞し、利をも捨つるは、ただ、学問の力なり。
その通りだなと思います。