2011年5月21日(土)
真吾オジサンの雑感
「硫黄島」について。
真吾オジサンは、いまだに「散るぞ悲しき」という作品を読んでいるのですが、
この硫黄島の闘いは日本にとっても、アメリカにとっても決死の闘いだったようです。
「空」なのです。
この硫黄島を日本が死守出来たら、アメリカとしては日本への空襲は相当に困難だったようなのです。
この硫黄島は地形的に飛行場を作りやすい地形だったのです。
その周辺の島には、こうした地形のところがないのです。
で、アメリカとしては、ここを占領しないことには、B-29で日本を空襲することに問題があったのです。
すなわち、硫黄島を占領しないことには、サイパン島から東京まで、約2600キロメートルも、戦闘機の護衛もなしに飛び続けないとならないことになるわけです。
これだけの距離を飛ばそうとすると、燃料が凄いことになるわけで、その分、爆薬の量を減らさざるを得ないことになるワケです。
B-29が故障したり、被弾した場合に、不時着するための拠点だって必要ですよね。
のみならず、硫黄島を日本が守り続けている限り、そこのレーダーで、日本は本土に危険を伝えることだってできるわけなのです。
しかも、硫黄島にいる日本の戦闘機にB-29が攻撃をされる・・・
アメリカとの戦争は、海が間にある戦争だったので、この硫黄島で、まさに死闘の物凄いことになったということです。
日本人は、この硫黄島の死闘のことを忘れては駄目ですよ・・・
将棋でたとえれば、飛車角落ちくらいの戦力の差があったにもかかわらず、
最初から勝利できない戦いと誰もが分かっていたにもかかわらず、散っていかれた方々の思いもね。