2011年5月30日(月)
真吾オジサンの雑感
「縦社会の悪習」について。
昔ほどではないように思うのですが、縦社会の悪習というものを感じることがあります。
部下の手柄を横取りするような先輩格の輩なんかは、いまだに非常に多いように思います。
部下に責任を押し付ける上司も、これまた多いですよね。
部下の成長を妬んで、上司がその部下の足を引っ張るようなことも、これまた多いことですよね。
体育会系の組織や、それ風の会社なんかは、この悪習が横行しているように思います。
縦社会になっていることで合理的な面も多く、全体としてメリットも大きいのですが、
どうしても人間のすることなのでこういう悪習があるものなのです。
でも、こういう悪習でもしないと損くらいに思っている輩は、真吾オジサンは好きにはなれませんね。
こういう輩なら、「弱きを助け、強きを挫く」任侠の方が、真吾オジサンは好きですね。
でも、こういう気性の方を見ることは、本当に無くなってしまったような気が致します。
平成の濁世は、
「どうにかして、自分より弱い人・企業を見つけ、またはそういう地位に落としめて、どうやって、その人・企業から少しでも毟り取るか」
ばかりのように思うこともあります。
これでは、マルチ(まがい)商法に上せている輩が、人に難癖をつけまわして、
自分の子ネズミ・孫ネズミにしようとしているのと、そう変わらないことのようにも思います。
部下のいる方には、特に徳育が必要だと思いますね。
学校の教育現場の現状では、この徳育をして頂けることは、相当に困難なことのように思いますので、
会社が従業員に徳育を教育するシステムを確立しておいて頂きたいものです。
システムという構えたものではなくとも、出来うることはあるはずだと思います。
真吾オジサンは別に左翼でもないのですが、労働運動関係の資料も目に通すことがあるのです。
それを拝見すると、それは酷いことが書かれていることも多いのです。
多少は大袈裟に書いている面もあるかもしれませんので、その分を引いて、それらの資料を読むように心掛けているのですが、
そう引いて読んでも、「ここまでするか・・・」ということが書かれてあることが多いのです。
もっと、所謂、目下の人を大切にするようにしようよ。
その場合の目上の人だって、他の人の目下にもなっているはずですから・・・
孔子も「己の欲せざること、人に施す勿れ」と教えていることですしね・・・