2011年5月31日(火)

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

「受け」について。

 

 

 

 

「激指・六段+・・・」のブログで、最近は多くの棋譜を書いているのですが、

 

実は、真吾オジサンは、「攻め」と「受け」で言うと「受け」の方が好きなのです。

 

 

将棋でなくとも、大体「受け身」ですよね、我ながら。 ^^;

 

 

 

そんな真吾オジサンなのですが、この「受け」をいろいろな世界に当てはめてみたりすることがあります。

 

 

企業でいえば、「受けの強さ」というのは、「財務内容の良さ」に当たるように思うことがあります。

 

 

 

攻撃的で、行け行けドンドンの会社からみると、このような「受けの強い」会社は、きっと「トロくさい会社」のように見えるのではないかと思います。

 

 

行け行けドンドンの会社からすると、

 

「銀行で遊ばせている金があるのなら、強気に設備投資をして、この過当競争の時代を生き残るのみならず、リードするんだ!」

 

と、概ねこんな調子だとは思います。

 

 

これで、上手くいった経験も多いことでしょうね。

 

見事、売り上げも伸びて、競合他社の一歩も二歩も前を行くことになれた・・・

 

 

こういう会社から見ると、金融機関で多くのお金を貯金しているようなことは、

 

「馬鹿だから、お金の使い方を知らないのだ・・・」となるのかもしれませんね。

 

 

 

しかし・・・

 

 

世間には、予測しがたいことも多く起こるものなのです。

 

今回の大震災なんかはそうですよね。

 

また、随分前に北朝鮮が韓国に向けてミサイルを撃ち込みましたよね。

 

ミサイルが飛んでくる前までは、韓国の利口な学生さんは「北朝鮮が攻めてくるわけがないだろう」と笑っていたというのです。

 

 

 

企業でも同じことがいえると思うんですよ。

 

 

知名度もあり、財務内容もさほど問題視するほどでもない、それなりの企業を相手に売掛にしていたのに、その企業が倒産をした。

 

実は、その企業は巧妙な粉飾決算をしていた・・・

 

で、その企業に売り上げの多くを依存していた会社は、連鎖倒産・・・

 

 

こういうお話も後を絶ちませんよね。

 

 

真吾オジサンに言わせれば、こういう連鎖倒産した企業は「受けが弱い」のです。

 

 

 

また、斬新な技術と思って強気に設備投資したものの、直ぐに他社に追いつかれるようなことになって、明らかに過剰投資になってしまった・・・

 

こういうことだって転がっているようなお話ですよね。

 

 

これも「受けが弱い」例だと思います。

 

 

 

 

ところで、昔の「広島カープ」の戦い方なんかは、この「受けの強さ」の戦い方だったと思います。

 

「読売ジャイアンツ」のようにはお金がないので、あまりホームランバッターの選手をずらりと打線に並べることが出来なかったのですが、

 

「正田選手」や「山崎選手」が、打率も高く、足も速かったので、これで相手チームを掻き回して、ちょっとずつ点を取るような野球をしていたのです。

 

大量得点するようなことは、滅多になかったのです。

 

 

しかし、ピッチャーが実に良く抑えたのです。

 

「川口投手」「大野投手」なんかは、広島市民球場という狭い球場にもかかわらず、滅多に打たれることもなかったのです。

 

 

こういった戦い方で、何度も優勝したのです。

 

ジャイアンツとの戦力の差は、将棋で言うと大駒一枚くらいはあったと思うのですが、それでも「広島カープ」は負けなかったのです。

 

 

「受けの強さ」のいい例だと思います。

 

 

 

 

大東亜戦争は、真吾オジサンに言わせれば、日本は受けが弱かったように思います。

 

将棋で言うと、あちこちに位を取ったものの、後ろから銀や角・飛車の応援がないようなことになってしまったと思います。

 

で、やむなく歩兵は玉砕に・・・

 

 

 

ただ、硫黄島の場合は受けが強かった。

 

栗林忠道中将は、将棋の世界で言うと、大山名人か木村名人かもしれませんね。

 

 

こういう戦い方をもっと前からしていたら・・・と思ったりもします。

 

確か、ベトナム戦争の戦い方は、硫黄島の戦い方を参考にしたとか・・・

 

 

 

ミッドウェー海戦で負けた後に、すぐにでも、こういう栗林忠道中将のような戦い方をしていたら・・・

 

 

大山名人なんかは、香車をひとつくらい取られても、平気で逆転していましたからね・・・

 

これを思うと、大東亜戦争でも・・・という気になります。

 

 

 

 

「受け」は地味なものですから、あまり世間受けはしないように思いますが、大切なことだと思いますよ。

 

 

 

 

話は随分と変わりますが、最近の女性は、男性よりもよほど元気な方が多いように思います。

 

真吾オジサンに言わせれば、こういう元気な女性は、昔の女性よりも「攻め」が強くなったのだと思います。

 

 

ただ、真吾オジサンの見たところ、こういう最近の女性は「受け」はどうも苦手な女性が多いようにも思います。

 

この「受け」という面では、昔の女性の方に軍配が上がるように思います。

 

この場合の「受け」とは、「芯の強さ」と言い換えてもいいように思います。

 

 

こういう「芯の強さ」の裏付けのない元気さは、悪く言うと「虚勢」にすぎませんからね。

 

 

最近の女性の方は、こうした「受け」も鍛えて、一段と女を磨くようにされるといいなと思います。

 

きっと、一段といい女になれると思いますよ。 ^^

 

 

 

 

 

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