2011年6月1日(水)
真吾オジサンの雑感
「循環取引」について。
真吾オジサンは、(株)税務経理協会さんが発行所となっておられる「最近の粉飾 −その実態と発見法− 第2版」(公認会計士 井端和男著)という本を持っております。
この本には、所謂「循環取引」のことも書かれております。
この本の例で出ている「加ト吉」などでは、マスコミでも大きく騒がれましたよね。
この循環取引は、発見されにくい粉飾なのです。
それで、傾いた企業がこの循環取引に手を出してしまうと・・・
これは、資産の水増しや、簿外債務のような絵にかいたような粉飾ではないのです。
真吾オジサンは、多分、今後もこの循環取引に手を出す企業が後を絶たないことになると思います。
震災後ですからね・・・
ある中堅・大企業が倒産した後で、びっくり仰天した・・・
こういう例が相次ぐのではないか?と思ったりもします。
今後の企業は、こういう点にもよく注意して、他社と取引をするように・継続するようにしないに・随時与信を見直すようにしておかないと、
大変な額の焦げ付きや、連鎖倒産の危険にさらされるかもしれませんね。
企業が生き残るためには、このくらいの警戒心は持っておいた方が、−多少、角も立つことでしょうが− 今後はいいように思います。