2011年7月1日(金)
真吾オジサンの雑感
「阿頼耶識」について。
「阿頼耶識」は「あらやしき」と読みます。
佛教語です。
「佛教語大辞典」によりますと、
【阿頼耶識】 あらやしき
@ 玄奘以後の新訳の訳語であり、旧訳では阿黎耶識・阿梨耶識と漢訳する。
蔵識ともいう。
唯識説で説く最も根源的な識のはたらき。
覆われて潜在している意識。
心の奥底に蔵されている識。
現にはたらきつつある識(七識)が生じるための根底となり、基盤となるもの。
根本識ともいう。
非可視的、非現象的で、意識下の意識のようなもの。
前の瞬間の心作用の印象(習気・種子)をたくわえ、次の瞬間の心作用をひき起こす。
一切現象の直接原因である種子をうけこみ、それを自らに貯蔵する精神的原理である。
アーラヤとは貯蔵所の意味なので、何か実体的・場所的な解釈をひき起こしやすいが、その本性は空であるという。
唯識説では個人の存在の主体、さらに輪廻の主体であり、身体の中に存する微細なものであると考えられている。
(略)
と書いてあります。
どうぞ、ご参考に。 ^^