2011年7月2日(土)
真吾オジサンの雑感
「愛語」について。
「愛語(あいご)」は佛教語です。
「佛教語大辞典」によると、
「やさしくいうこと。愛情のこもったことば。(略)人びとに対してはやさしいことばをかけよ、という教え。四摂法の一つ。(略)」
と書いてあります。
「四摂法」は「ししょうぼう」と読みます。
「四摂事(ししょうじ)」と同じことで、この「四摂事」とは、「佛教語大辞典」によりますと、
【四摂事】 ししょうじ
人びとを救うために、人びとをおさめて守る四つのしかた。
人をひきつける四つの手段。
他人を仏道にひき入れる四つの方法。
仏道を実践する人が、人びとを誘いつけるために具えるべき四種の美点。
四つの包容の態度。
社会生活上、欠くことのできない四つの徳。
人心をおさめる四種の行為。
多くの人びとを導いていく方法。
(1) 布施(布施摂事)。
真理を教えたり(法施)、物を与えたり(財施)すること。
(2) 愛語(愛語摂事)。
やさしいことばをかけること。
(3) 利行(利行摂事)
身体の行為、口でいうこと、意に思うこと、の三業による善行で人びとに利益を与えること。
(4) 同事(同時摂事)
相手と同じ立場に身を置くこと。形を変えて人びとに近づき、同じ仕事にいそしむこと。
(略)
なのだそうです。 ^^
出来得る限り、やさしいことばで人に接するようにしたいものですね。