2011年7月14日(木)

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

 

「芸能と陰陽道」について。

 

 

 

 

芸能発生の淵源を記紀神話に求めると、天の岩戸のお話になります。

 

 

今風のいい方をすれば、「天照大神」が引きこもりになられていたのを、

 

それを何とかしようと、「天鈿女命(あめのうずめのみこと)」が神憑りとなって、踊ったのが淵源となるわけです。

 

 

こういうことなので、民俗学者の折口信夫は、「芸能は鎮魂の儀礼」と唱えたのだそうです。

 

この天鈿女命が桶を伏せて、手に桙(ほこ)をもって突きながら踊ったことから、

 

その所作が精霊を抑えて鎮める鎮魂儀礼に通ずるとね。

 

 

この鎮魂の儀式といえば、能楽もそうなのだそうです。

 

能楽で舞台を踏み轟かす所作は、昨日の雑感にも書きました「反閇(へんばい)」につながるのだそうです。

 

 

歌舞伎でもこれをされますよね。 ^^

 

 

そのときに異様な掛け声が発せられることがあるのですが、

 

この掛け声は、その場所にいる邪霊や悪霊を祓い清める呪術的なものなのだそうです。

 

これらはすべて陰陽道から発生したものなのだそうです。

 

 

 

ついでに書いておきますと、

 

もともと舞踊は自らが形代(かたしろ)となって、土地の霊などを鎮める呪術的所作であり、

 

舞踏者は一種の悪魔祓い師でもあるそうです。

 

 

 

ものの本には、このようなことが書かれてありました。

 

一応は、これはこれで納得できる理屈ですよね。 ^^

 

 

 

 

 

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