2011年7月18日(月)
真吾オジサンの雑感
「道」について。
孟子がこのように教えておられます。
孟子曰、道在邇而求諸遠、事在易而求之難、人人親其親長其長而天下平、
孟子曰く、道は邇(ちか)きに在り、而(しか)るに〔人〕諸(これ)を遠きに求む。
事は易(やす)きに在り、而るに〔人〕之(これ)を難(かた)きに求む。
人人(ひとびと)其の親(しん)を親とし、其の長を長とせば、而(すなわち)ち天下平らかなり。
孟子がいわれた。
「人の〔ふみ行うべき〕道はいたって手近なところにあるのに、人はこれを高遠なところにさがし求めている。
また、人のなすべき事はきわめて容易いことなのに、人はこれをわざわざ難しいものとして考えている。
〔どちらも甚だしい思い違いだが〕実は各人がみな自分の親を親として尊び、長者(めうえ)を長者として敬いさえすれば、
(すなわち孝悌の道さえつくせば)天下はおのずから泰平に治まるのだ。(これほど手近かな、たやすい事はあるまい)。」
卑近なことでも、大切にするようにしましょうね。
ただ、親も親らしく、目上も目上らしくしましょうね。
ここも大切なところだと思います。