2011年7月19日(火)
真吾オジサンの雑感
「CR対応ライター」について。
先日、煙草用の100円ライターのガスが無くなったので、煙草を買いに行くついでに、ライターも買いました。
コンビニのレジに置いてあったのを買ったのですが、これがCR対応ライターだったのです。
このCR対応というのは、幼児対策をしたものなのです。
最近の風潮では、受けそうな話ですよね。
このCR対応ライターなのですが、着火するスイッチを押すのが、普通のに比べて堅くなっているのです。
で、子どもさんなら、このライターを使うことは出来ないだろうと・・・
ところが・・・ ^^;
このライター、堅いなんてもんじゃないのです。 ^^;
「どうよ、この堅さ!!!」というくらいに堅いのです。
はっきり言って、全く実用性がないくらいに堅いのです。
真吾オジサンなどは、スイッチを押す親指のところがヒリヒリするくらいになっております。
幼児対応どころか、大の大人でも両手を使っても、なかなか着火できないようになっております。
このライターを作った会社、本当に馬鹿じゃないかと思いますね。 ^^;
否、最近の風潮がそもそもおかしいのです。
こんにゃくゼリーの問題でもそう思うのですが、安心・安全を重視し過ぎるために、
使い勝手や、使用者のニーズを無視したような論理が「正論」の如くに言われるのです。
安全のために着火できないライター・・・
まあ安全と言えば安全に違いはないのですけどね。 ^^;
でも、このライターに限らず、他のことでもこのようなことが最近では多いように思っております。
「消費者法ニュース」の定期購読者の真吾オジサンなのですが、
歪んだ意味での消費者の権利や、このライターのようなことは一向にいいとは思えませんね。
包丁とそれを使った殺人犯の関係のようなもので、切れ味のいい包丁が悪いのではないのです。
それを人殺しに使おうとする人の心を問題視するべきなのです。
包丁を使った殺人事件は、切れ味のいい包丁が背景にあって云々、という話ではないのです。
それと同じことだと思うんですよ。
こう書いても、まだ、安心・安全を極度に重視したいと思われる方は、真吾オジサンのように「消費者法ニュース」をぜひ定期購読しましょうね。
そうしたことの書いてある新聞の三面記事も切り抜いて保存しておくことくらいはしましょうね。
そうこうしているうちに、極度に安心・安全に重視することの、アホらしさにもお気づきになられることでしょうからね。 ^^
中途半端にやっていると摘み食いのようなことになるので、これは良くないことです。
小賢しい知恵熱のような意見しか持てないようなことになってしまいます。
お餅でも咽喉に詰まって亡くなられた方は毎年出ているのですが、
だからといってお餅を欠陥商品、それを売るのは悪徳商人・悪徳メーカーというのもねぇ・・・
真吾オジサンに言わせれば、こういったことに難癖をつける人は、ただのゴネラーに過ぎないと思うんですけどね。
爪楊枝でシ−シ−とやっていたら、歯ぐきから血が出たので、「こんな爪楊枝を置いているなんて!!!」と難癖をつけるようなことはね・・・
でも、消費者の権利って、そんな面もあるのですよ。
ライターの話から、随分と話が広がってしまいましたが、こういうライターが登場したのは、
消費者の権利ばかり言われて、場合によっては、腰を抜かしそうなくらいの製造物責任の損害賠償の金額の問題が背景にもあるように思います。
消費者の権利は大いに言ったらいいとは思うのですが、迷惑消費者に対する法整備が出来ていないので、こんな変なことにもなっているように思います。
ということで、このCS対応ライターをコンビニで見かけられたら、
迷惑消費者対策の法整備が非常に遅れていることにも思いを致すようにしてくださいね。 ^^;