2011年9月3日(土)
真吾オジサンの雑感
「フォン・ノイマン」について。
さて、今回の雑感は、「フォン・ノイマン」について書きます。
ところで、昨日の雑感の「ゲームの理論」をご覧いただけましたでしょうか?
この「フォン・ノイマン」のことが書かれておりますので、ぜひ、御覧下さいね。 ^^
今回も「岩波 哲学・思想事典」から引用させて頂きますね。
フォン・ノイマン Johann von Neumann 1903-1957
ハンガリーとアメリカの数学者。
ハンガリーのユダヤ人銀行家の子で、早くから数学の才能が分かったので家庭教師の特別教育を受けた。
1927-29年ベルリン大学、29-30年ハンブルク大学、30-33年プリンストン大学で数学を講じたが、
33年に新設の高等学術研究所教授の最年少メンバーになった。
1943年以降原子爆弾開発に従事、晩年癌が発見されるまで兵器開発に従事した。
数学基礎論ではヒルベルトの考案に沿って研究し、ゲーデルの結果の最初の理解者の一人となった。
作用素環の研究でも一家をなした。
1932年の「量子力学の数学的基礎」はこの分野での標準的著作である。
ゲームの理論の創始者にもなった。
プリンストンでは今日のコンピュータの基礎となる研究も行った。
彼のまぎれもなく史上稀な数学的天才と、それと好対照をなす子供のように倫理的ナイーブさは哲学・倫理学上の大問題を提起している。
〔佐々木力〕
真吾オジサンは、原爆を落とされた広島市に住んでおりますので、感情的には到底このノイマンのことを良くは思えないのです。
ただ、戦争ですからね・・・
ついでに書いておきますと、戦前の日本でも原爆開発をされていたことを御存知でしたか?
ここに昭和天皇が「人類滅亡の原因が我ら大和民族であってはならない」とありましたね。
こう天皇陛下がおっしゃられたことは記憶されてもいいことだと思いますよ。
アメリカが先に原爆開発に成功して、日本が後れを取ったということです。
で、日本は戦争に負けたということです。
もし、日本が先に原爆開発に成功して大東亜戦争に勝っていたら、原爆・水爆の必要性は今以上に日本では言われている筈ですからね。
アメリカが原爆投下していなかったら、日本が逆にしていた可能性は、
いくら昭和天皇のお考えが別にあったとしても、大いにあったとおもいますからね。
何しろ戦争なので、温いことなんかを言っている場合ではないですからね。
まあ、でもこのノイマンの残したものから学ぶべきは、「ゲームの理論」とか、大して害のない方を学びたいものですよね。
この平成濁世では、到底そうなるとも思えないのですが、感情的にはどこかそう思ってしまいますね。