2011年9月4日(日)
真吾オジサンの雑感
「教会」について。 その1
今回も「岩波 哲学・思想事典」から引用させて頂きましょうね。
ちょっと面白いことが書いてありましたのでね。 ^^
教会
(略)
歴史的にはマタイ16:18;18:17にもかかわらず、
生前のイエス自身が教会を創立した可能性はきわめて少ない。
いずれにせよ、イエスの死後の原始キリスト教会はこの呼称を自己に適用することによって、
旧約聖書において契約の民イスラエルが<会衆>と呼ばれていることに対抗し、
<真のイスラエル>〔ローマ9:6; ガラテヤ6:16〕という自己理解を表現した。
パウロは個別教会を指して<キリストのからだ>〔ローマ12;Tコリント12〕と表現して、
信徒の有機的一致を呼びかける。
パウロ以後の書簡や使徒教父文書になると教会全体が伝統主義化するに伴い、
「神の家、真理の柱、真理の土台」〔Tテモテ3:15〕として監督、長老、執事などの職務を備えるようになった。
なのだそうですよ。 ^^
旧約聖書の<会衆>に対抗して・・・だったのですね。