2011年9月6日(火)

 

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

 

「絆(紲)」について。

 

 

 

 

この絆(紲)を、「何故、きずな」と言うのかな?

 

ということを思いまして、広辞苑を引いてみました。

 

広辞苑には、

 

 


 

 

【絆・紲】き‐ずな (キヅナ)

 

@    馬・犬・鷹など、動物をつなぎとめる綱。

 

A    断つにしのびない恩愛。離れがたい情実。ほだし。係累。繋縛。

 

 


 

 

こうありました。

 

 

「ずな」ではなく、「づな」で「綱」のことのようですね。

 

その濁音ということでしょうね。

 

 

では、最初の「き」は何だろう?という疑問が湧きましたので、康煕字典を引いてみました。

 

 

 

「絆」のところにこうありました。

 

 


 

 

 

 

【説文】馬縶(つなぎ)也。(馬のつなぎなり)

 

【玉篇】羈絆(きづな)也。(きづななり)

 

【揄C】繋足曰絆、絡首曰羈。(足を繋ぐをきづなといい、首を絡ふを羈(おもがい)といふ)

 

 


 

 

こうありました。

 

この玉篇の「羈」が、「きづな」の「き」でしょうね、きっと。

 

この「羈」は「たづな・つなぐ」ですからね。

 

 

 

ついでに羈(おもがい)のことで、広辞苑を引いてみました。

 

 


 

 

【面懸・面繋】 おも‐がい

 

 

(オモガキの音便)馬具の一。

 

銜(くつわ)をつなぐために馬の頭から両耳を出してかける組紐または革の装具。

 

時に総(ふさ)をつけて装飾とする。

 

 


 

 

ということで、馬が繋いであるところを何らかのことで御覧になられる機会には、

 

ぜひ、この「絆・紲」という漢字を思い出しましょうね。 ^^

 

 

 

 

 

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