2011年9月9日(金)
真吾オジサンの雑感
「秋来ぬと合点させたる嚏かな 蕪村」
暦の上では、とうに秋ということになってはいるのですが、
実感としてはここ最近になってという気も致しますよね。
嚏は「くさめ」と読みます。
くしゃみのことです。 ^^
これ、俳句の世界では「季重なり」というのです。
「秋」と「嚏」が季語ですからね。
ちなみに「嚏」は冬の季語です。
でもこの「季重なり」は、本当は問題はないのですよ。 ^^
町の公民館で教えているような俳句の先生は、
この「季重なり」の句を見つけると、鬼の首でも取ったかのように指摘したがるのですけどね。 ^^;
これ、昔の俳論をいくらも読んでいないアホな先生か、騙しまがいの先生ですので、
こういう先生は、選者・指導者にはしない方がベターです。 ^^;
江戸時代の俳句を読んでいないだけではなく、
大正時代の俳句もろくすっぽ読んでもいない駄目な選者だと見做しても差支えないと思います。
ただ、俳句はいいですよ。 ^^
四季の移ろいに敏感になれますからね。
お花の一つでも見ると、先人の俳句のひとつでも言える方って、
老若男女を問わず、素敵だなぁと真吾オジサンは思うのですけどね。 ^^
ただ、それを知っていることを威張りたがるような、またそれを自慢したがるような人には、興醒めしますけれどね。 ^^;