2011年9月15日(木)
真吾オジサンの雑感
「本当の教育者」について。
先日の記事で、清水忠治さんのことを書きました。
こういう方が、教育現場に多くいて頂きたいものですよね。
将棋に限らないことです。
少年院では、フルネームや自分の職場を教えることが、タブーになっている云々ということが書かれてありましたが、
これは、所謂「お礼参り」を防ぐためだと思うんですよ。
もしかしたら、過去にそういう残念な事件もあったのかもしれませんね。
で、少年院としては、仮にそうなっても面倒は見切れませんよ、ということだと思うんですよ。
にもかかわらず、この清水忠治さんはこの少年院の子供さんたちにそれを教えた。
清水忠治さんは、彼等に対する愛情と信頼、そして御本人も自信があるのでしょうね。
こういうことって、保身の論理の強い人には、まず出来ないことだと思いますよ。
立派なことですよ。
保身の論理の強い人や、損か得かだけで生きている人から見ると、こういう方は「馬鹿な人」のように思われるかもしれませんね。
でも、真吾オジサンは決してそうは思いませんよ。
この平成濁世の日本で、聖人君子のように生きられる人なんて、そうはいないのです。
誰しも、程度の違いはあると思うのですが、法律違反のことをしているものです。
自動車で制限速度を守って運転している人なんて皆無なのを見ても、それは間違いのないことです。
誰しも、刑務所・少年院にお世話になりかねないのです。
真吾オジサンなどは、仕事で騙しまがいのことをする人なんて、山のように知っておりますからね。
しょっちゅう、「よくあれで捕まらないもんだ」って思うことがありますからね。 ^^;
絵にかいたような会社でなくとも、超有名企業でもそんなことを平気でしているのです。
そんなもんですよ。
しかし、前科者ということになれば、兎角、世間の人は必要以上に色眼鏡で見るようなことをする・・・
「あんな人と、この私・俺は全然、連中とは人間の出来が違うんだ」と思ってしまう・・・
変な優越感を持ちたがる・・・
そうしたところにお世話になっていないことは立派なことなのですが、思いあがらないようにしたいものですよね。
真吾オジサンは別に少年院・刑務所にはお世話になったことはないのですが、そう思いますよ。
真吾オジサンのいうことに賛成できない方もいらっしゃることでしょう。
でも、そういう方は立ち読みでもいいですから、六法全書か刑法各論をご覧くださいね。
大概の方には、耳が痛くなるようなことがそこには書かれている筈ですからね。
細かいことをまで言えば、
「警察に今までお世話にならずにすんでいたのは、ただ単にラッキーなことだったんだな・・・」
ということになる筈ですからね。
真吾オジサンは今まで警察のお世話になったのは、路上駐車で1回お世話になっただけなのですが、
厳密にいえば、何度もお世話になっていても不思議ではないですからね。
一応お断りしておきますが、真吾オジサンは、まずは大概の人よりも絶対に遵法精神は高いはずだと自負はしているのですよ。
でも、厳密にいえばそれでも・・・ということなのです。
真吾オジサンも、このブログを御覧の貴方も、この少年院にいる少年・少女も、同じ人間なんでそんなに変わりはしないのですよ。
このどん底もどん底に落ちた人にも愛情の注げる方って、本当にいませんよね。
大した損得関係すらないのに、嫉妬心などで他人の足を徒に引っ張りたがる人のほうが、圧倒的にこの世間には多いのですからね。
清水忠治さんのような方こそ、教育現場に多くいて頂きたいものですよね。
英単語を一つでも多く覚えるようなことよりも、もっと大切なことがあるはずですからね。
「こういう大人に、俺は・私はなりたい!」って、子供さんが思えるような方こそ、教育現場に立つにふさわしい教員のようにも思いますよ。