2012年1月3日(火)
真吾オジサンの雑感
将棋電王戦 米長邦雄永世棋聖 vs bonkras プレマッチについての雑感。
この雑感は、実は去年の12月22日(木)に書いているものです。
昨日この対局があり、ニコニコ生動画でその様子を拝見させて頂きました。
結果は、ご存じの通りbonkrasの勝利となりました。
凄い時代になりましたよね。
20年前には夢にも思わなかったようなことが現実となったのですからね。
とうの昔に引退されたとはいえ、あの米長邦雄さんからの勝利ですからね。
コンピュータ将棋開発者の血のにじむような努力あればこそ、
こうなる日を迎えることが出来たに違いないと思っております。
将棋の世界に新しい潮流・時代のようなものを感じざるを得ないですよね。
10年後の将棋の世界って、どんなことになっているのでしょうね? ^^
でも、人が不在になるようなことにはならないよう、真吾オジサンなどは祈りたいですね。
コンピュータ将棋同士が完全解析の道を目指しているものの、
将棋愛好家の方がほとんどいなくなってしまった・・・
将棋の世界に魅力を感じてもらえないようなことになった・・・
こうなってはね。 ^^;
「最強コンピュータ将棋〜に、人間のチャンピオンが今年も挑戦!!」
そのうちにこういう構図になりそうな気もしているのですが、
仮にこういう構図になっても将棋ファンが減るどころか、増えていったという風な未来を期待したいように思いますね。
ピッチングマシンでも、現在の技術を尽くした物をつくれば、
世界一のピッチャーよりも速い球を投げることでしょうし、コントロールだっていいことでしょう。
イチローでも掠りもしないくらいの球を投げることができるものだって作れそうな気も致しますよね。
でもそうなったからといって、
「なんだ、イチローなんて必要ないジャン!!」
なんてものでもないですよね。
イチローは少年の頃、バッティングセンターに通っていたそうですね。
そして、ついに「世界のイチロー」にまでなったのです。
将棋の世界でもこういうことがあってもいいはずですよ。
コンピュータ将棋と対戦していた少年・少女が、永世名人の座に就いた、女流棋士のTOPになった。
女流の場合でしたら、こうした少女が初めてプロ棋士になった、男性プロ棋士が震えあがる程の棋士に育った・・・とかね。 ^^
当面は、「将棋界のディープ・ブルー」を開発されることが
まずコンピュータ将棋開発者の方々の頭の中にはあることでしょう。
それでいいと思います。
間違ってなんかいないことです。
ただ何時の日にか、より人の為に役に立つコンピュータ将棋の開発も必要だと思いますよ。
ピッチングマシンで時速300〜400キロメートルの球を投げるものを作ったところで、
技術者のある種の満足はあるのかもしれませんが、これって虚しいことといえば虚しいことですからね。 ^^;
ピッチングマシンの開発者同士が、
A「俺は時速350キロメートルを出せるものを作ったぞ!!」
B「何が350キロメートルだ。 俺なんか時速390キロメートルのものをとうの昔につくったぞ。 手間も金もかかったけどな。」
なんて話、開発者以外の人がこれを聞いたら笑い話にしかなりませんからね。 ^^;
当面ことは兎も角、近い未来にこういうことにならないよう
コンピュータ将棋の開発者の先生方には注意も必要だと思いますよ。 ^^