2012年7月3日(火)

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

 

「和漢三才図会」の「象戯」について。

 

 

 

 

この雑感を御覧の方、「和漢三才図会」というのを御存知ですか?

 

 

広辞苑にはこう書いてあります。

 

 


 

 

【和漢三才図会】(わかんさんさいずえ)

 

 

図説百科事典。寺島良安著。105巻81冊。

 

明の王圻(おうき)の「三才図会」にならって、

 

和漢古今にわたる事物を天文・人倫・土地・山水など天・人・地の3部105部門に分け、

 

図・漢名・和名などを挙げて漢文で解説。

 

1712年(正徳2)自序、13年林鳳岡ほか序。

 

和漢三才図会略。

 

 


 

 

こう書いてあります。

 

 

 

ちなみに寺島良安はこう書いてあります。

 

 


 

 

【寺島良安】(てらじまりょうあん)

 

 

江戸中期の漢方医。号は杏林堂。

 

大阪の御城入医師。法橋(はっきょう)。

 

和漢の学に精通。「和漢三才図会」105巻を著述。

 

生没年未詳。

 

 


 

 

 

この「和漢三才図会」に「象戯」のことが書かれてあります。

 

 

「和漢三才図会巻第十七 嬉戯部」というところに書いてあります。

 

 

この「象戯」は所謂「中国将棋」のことだろうとおもうのですが、

 

これとは別に「将戯」というのも書かれてあります。

 

これが日本の将棋の方ですね。 ^^

 

 

この「将戯」の方は、次回の雑感に書きましょう。

 

まずは「象戯」の方を書きましょうね。

 

 

 


 

 

象戯    象棊

 

 

 

太平御覧云、象戯後周武帝所造而其臣褒為經行棊有日月星辰之目與今所為不同

 

宋司馬温公作象戯図法有将士歩卒車馬弩砲之象今所用是也。

 

 

 

五雑組云、象戯相傳爲武王伐紂時作即不然亦戦国兵家者流蓋時猶重車戦也兵卒過界有進無退政是沈船破釜之意

 

其機会變幻雖視圖棊稍約而攻守□応之妙亦有千変万化不可言者。

 

 

 


 

 

字が小さく書かれてありますので、正しく書きうつせていないかもしれませんが、

 

こんなことが書かれてありました。

 

 

□のところはよく読めない字になっておりまして、「教」のような字ではありますが・・・ ^^;

 

 

 

 

太平御覧(たいへいぎょらん)とは、広辞苑によりますと、

 

「中国の類書。北宋の太宗の勅を奉じて李ム(りぼう)ら撰。1000巻。

 

古今の事実をひろく古籍佚文・類書からとって、55部門に分類したもの。

 

983年成る。「御覧」と略称。」

 

だそうです。

 

 

 

 

五雑組(ござっそ)は、広辞苑には

 

「随筆。16巻。明の謝ちょうせい著。天・地・人・物・事の5部門に分けて記す。1619年成る。」

 

だそうです。

 

 

 

 

話のネタにでもどうぞ。 ^^

 

 

 

 

 

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