2012年7月9日(月)
真吾オジサンの雑感
「玉」について。
今回の雑感も康煕字典を使いますね。
前回の「王」についてをまだ御覧になられていらっしゃらない方は、ついでにそれも見ておいて下さいね。
玉
【説文】 石之美有五徳者。 潤澤以温。仁之方(みち)也。 䚡理自外可以知中。義之方也。
其聲舒揚。専以遠聞。智之方也。 不撓而折。勇之方也。 鋭廉而不忮。渠V方也。
【禮聘義】 君子比徳於玉焉。 温潤而澤仁也。 縝密以栗知也。 廉而不劌(われ)義也。 垂之如隊(おつる)禮也。
叩之其聲清越以長其終詘然樂也。 瑕不掩瑜。瑜不掩瑕忠也。 孚尹旁達信也。 氣如白虹天也。 精神見于山川地也。
圭璋特達徳也。 天下莫不貴者道也。
【白虎通】 玉者象君子之徳。 燥不軽、温不重、是以君子寶之。 又水玉水精也。
まあこんなことがあれこれと書かれてあります。
将棋の「玉」、これ、どうも「玉体」「玉座」と使うときの「玉」のようにも思うのですが、
どうなんでしょうね?
広辞苑には、この「玉」のところに、
B天子に関する事物に冠して用いる語。「玉体・玉座」
と書いてあるのですが、
これが将棋の「玉」を「玉」と呼ぶわけのようにも思うのですが、
本当のところはどうなのでしょうね・・・?