2012年7月17日(火)
真吾オジサンの雑感
「棋」について。
「将棋」の「棋」、これどういう意味なんでしょうね。
広辞苑にはこう書いてあります。
【棋・棊・碁】 き
@ 将棋・双六(すごろく)のこま。ごいし。「棋子」
A 将棋。囲碁(いご)。「棋士・棋譜」
こうに違いはないのですが、どうもこの広辞苑の説明では、いまいち面白くないですね。 ^^:
ということで、康煕字典を引いてみました。 ^^
棋
【集韻】 根柢也。或作檱
【史記律書】 萬物根棋。
こんなことが書かれてあるのですが、
「柢・檱」ってなんよ?ということになりますよね。
柢
【説文】 根也。
〔徐鍇曰〕 華葉之根曰蔕(へた)。木之根曰柢。
【老子道徳経】 深根固柢。
【爾雅釋器】 邸謂之柢。
〔郭註〕 根柢皆物之邸(もと)。 邸卽底。
「檱」、これは康煕字典に「棋と同じ」と書いてあります。
で、話を最初に戻しますと、「将棋」の「棋」、
これはどうも「木の根っこ」のようですね、もともとの意味はね。
根っこであり、底というような意味もあるようですね。
「将棋」の「将」は、まあ「王将」「金将」の「将」ですよね。
もしくは「武将」の「将」でしょうね。
「将」が「象」の字なら「かたちどる」ですよね。
ここまでは容易に理解できますね。 ^^
しかし・・・
何故、昔の人は「しょうぎ」の「ぎ」に「棋」の字を使ったのか・・・?
う〜ん・・・
真吾オジサンの脳みそではよく分かりませんね。 ^^:
何でだろう・・・?
ところで、「棋」のところには「音基。」とあります。
中国語って音が同じだと似たような性質を表すとかなんとかいいますので、
この「基」に通じる面があるのかなぁ・・・?
「棋」が「基」なら、「もとい」なのでこれなら分かるような気にはなりますよね。
「将のもとい」なり「将たるものの基礎となるもの」とか、
「将たるもののもといとなるもの」とか、
このような感じの意味になるように思いますね。
こういうことかな、どうも・・・? ^^: