2012年7月25日(水)
真吾オジサンの雑感
大日本国について。
日本国のことを、大日本とも言いますよね。
広辞苑には
【大日本】 日本国の美称。だいにほん。
こう書いてあります。
この大日本国のことが、学研の「神仏習合の本」という本の中に書かれてありました。
そこには、こう書かれてありました。
天照=大日説と神国日本
現代の多くの読者は、国土の創成はイザナギ・イザナミ両尊が行ったものと思いこんでいる。
しかし、中世には、それは主要な説のひとつではあっても、唯一絶対の説ではなかった。
たとえばある密教書は、こう書いている。
「大日如来が南閻浮提(なんえんぶだい)(われわれの住んでいる世界、南贍部洲)の海中に
天逆鉾(あめのさかほこ)を投げ入れられた。
すると鉾が入海したとき、泡沫(あわ)が凝って州(しゅう)となった。
いわゆる日本国がそれである」
また、よく知られた『平家物語』にも、こんな神話が登場する。
「天神七代(あまつかみななよ)のはじめ、国常立尊(くにとこたちのみこと)が
『天(あめ)の下に国がないだろうか』
といって天瓊矛を降ろして大海の底を探られたが、国がなかったので引き上げられた。
そのとき、矛の滴りが凝って島となったのだが、
その島は大海の波の上に浮かび出た『大日』の文字の上に滴ってできたので、その国を大日本国と名づけた」
大日本国は、中世には「大日如来の本国」の意味だと考えられた。
密教の教主である大日如来が世界の創造者であり、
その大日如来が地上における拠点としてつくりなしたからこそ、
この国には大日本の名がついた。
(略)
こう書いてありました。
こういう世界は、こういえばこうとなる面の多い世界のことだとは思いますが、
まあ、話のネタにでも使って下さいね。 ^^