2012年10月3日(水)
真吾オジサンの雑感
事件の背景に思いを致すことについて。
今日、「宝石メモ・ブログ」にメールが届いておりました。
随分前に、ある企業の倒産劇のことを書いたのですが、そのことについてメールが届いておりました。
この会社の役員は詐欺で逮捕され、新聞でそれが報じられました。
震災後の緊急融資の制度を悪用して、融資を引きだした…
これが詐欺とされ、その会社の役員と経営コンサルタントが逮捕された。
要は、こういうことだったのです。
で、真吾オジサンは、
「会社・雇用を守ろうとして黒でも白としたのと、遊び金欲しさにそういうぼんくらなことをしたのとでは、
結果的には同じようなことでも、それは大きな違いである。」
こんなことをその記事に書いたのです。
それに対するメールが来たわけですね。
それによりますと、この事件のことが、講談社のある本の中で実名で書かれてあったというのです。
「会社再生を思い、そうしたと書かれてあった。
経営コンサルタントも成功報酬なしでそのようなことをしたと書かれてあった。
その本をぜひ読んでみてくれ」
こんなことがメールには書かれてありました。
この事件の本当のところは、当事者でないと分からないことでしょう。
まあでも、こういうこともあるだろうなとも思いますね。
資金繰りの苦労はそれを御経験された方でないと、ちょっとイメージし難いことでしょうね。
真吾オジサンは、この資金繰りの苦労で、
1カ月で10キログラムも体重が減ったこともあるくらいですからね。
何も食えなくなるのです。
食べると吐き出しそうな気持ちになるのです。
安酒ばかりを夜に飲んで、
−資金繰りのことをちょっとでも忘れたくて−
眠りについておりました。
巷にあふれているあやしげなダイエットよりも、
資金繰りの苦労の方が体重は絶対に落とせるはずですけれどね。 ^^:
「今日も金。明日も金。 金・金・金…」
こういう風になるものなのです。 ^^:
これね、もともと拝金主義的な人ではなくても、
それどころか、今どき珍しいほどの聖人君子的な人でさえも、
そういう環境に置かれますと、多分そういう風な人間になることでしょうね。 ^^:
蒲団の中に入っても、頭の中は数字と金のこと…
手帳に書かれた支払日のことがいつも頭の中にある…
こうなるのです。 ^^:
こういう環境に長くおりますと、誰しも人間なので、魔が差すことだってあるのです。 ^^:
「このくらいのことは世間ではどこでも、誰だってしていることではないか…
それを知らない奴なんて、ただの世間知らずに過ぎない奴さ。
なら、ウチがそういうことをしたって…」
真吾オジサンは資金繰りで本当に苦労させられた経験ありますので、その経験から言わせて頂きますと、
誰であれ、そういう環境に置かれますと、このような気持ちになっても何の不思議はないように思いますね。
世間一般から見ますとありえないほどの物凄く自制心が強い人でも、
こうなっても何の不思議もないと真吾オジサンなどは思いますよ。
こんなことではなかったかな…?
まあ、このメールに書かれてあった本を買って読んでみようと思っております。
マスコミが報道するある事件のことを、ただの勧善懲悪的な受け取り方しかできないようでは、駄目だと思いますよ。
真吾オジサンに言わせれば、こんな調子では、
仮にいくら歳を重ねていても、まだまだお尻が青いと言わざるを得ないように思いますね。