2012年12月25日(火)
真吾オジサンの雑感
あれこれと。
ニコニコ動画で、今日再び「追悼番組 ありがとう米長会長」を見ました。
真吾オジサンはこの訃報に本当にショックを受けましたが、
今日は気分的に落ち着いたようなところはあります。
こうなりますと、他人のことが気になり出すもので、
先ほどコンピュータ将棋開発者の方のツイッターなどを見てみました。
意外だったのは、この訃報について全く言及ない開発者の方もいました。
まあ、20代の方でしたら、昔の人でしょうからね。
真吾オジサンも木村名人が亡くなられたときや、升田名人が亡くなられたときでも、
正直なところ、それほどには思わなかったような記憶がありますからね。
大山名人のときはショックでしたけれどね。
大山名人は最後までA級棋士でしたからね。
あのころは田中寅彦さんの居飛車穴熊VS大山名人の振り飛車の対局を見るのを楽しみにしていたような記憶があります。
ただ、コンピュータ将棋の開発者の方でも、おじさん開発者の場合なら、
米長邦雄さんといえば、その全盛期の頃もご存知だろうと思うのです。
中には、名人位をご獲得されたときに、特別に本が上梓されたのですが、
それを持っていらっしゃる方だっていてもおかしくはないと思います。
まあ、例の対局禁止令のこととか、実際に接してみられるとあれこれと思うところがあったとか
まあ、なんとかかんとかあることでしょうからね。 ^^;
このあたりのことは、真吾オジサンのような門外漢には分からぬことですからね。
でも今後、コンピュータ将棋の世界とプロ棋士・女流棋士との関係はどうなるのでしょうね?
真吾オジサンの見たところ、コンピュータ将棋開発者の方にも、プロ棋士の方にも、
置かれている立場は異なるものの、共存共栄を志向されていらっしゃるようにも思います。
コンピュータ将棋開発者の方ですと、
激指の鶴岡さんや、習甦の竹内さんはそんな風に真吾オジサンには見えますね。
激指の鶴岡さんは、「われ敗れたり」に、負かしてほしい云々という寄稿をされておられましたよね。
習甦の竹内さんは、先日の記者発表会で、阿部四段のことやプロ棋士のことを立てておられましたよね。
問題視されるかもしれぬことを書きますが、このご両人の本音は
「もう超えた可能性が高い。もしそうではなくても、もうカウントダウンの段階だな…」
多分、こうではないかなと思いますね。 ^^;
先日のブログの記事にも書きましたが、
本当に自信のある方って、平気で腰を低くできるのです。
虚勢をはる必要がもうないので、そうできるのです。
自信があって、余裕もあるので、相手の都合とかも冷静に見えて、
惻隠の情のある、落ち着いた大人の振る舞いもできるのだと思いますね。 ^^
「勝ちたい! 勝ちたい!」
で心がいっぱいで、他のことは申し訳程度くらいにしか思っていないようでしたら、
なかなかこうはできないと思いますね。 ^^:
で、このご両人はそうした心も余裕があって、
共存共栄ということにも思いが至っておられると。 ^^
「コンピュータ将棋とプロ棋士・女流棋士との関係は、どういう関係がベターであるか、ベストであるか」
こうも思えると。 ^^
でも、真吾オジサンは、米長会長の最後の映像でおっしゃられていたのも、あれも本当のことのように思いますね。
どれだけコンピュータ将棋のことを知っているかが、確かにあると思いますね。
真吾オジサンは以前にブログの記事で、清水市代さんが次の将棋電王戦に出ることを期待している云々ということを書いたのですが、
あれね、赤字の道義的な問題だけでそう書いたのではないのです。
感想戦のとき、「△5七角は、本局で唯一読みになかった」云々ということをおっしゃられましたよね。
清水市代さんは、勝てなかったものの、ある意味見切りは付けられておられたわけです。
コンピュータ将棋の指し手の傾向を体で知っていらっしゃったわけです。
なので、「とことんコンピュータの弱点をつく作戦」を立てれば、
真吾オジサンは今でも清水市代さんなら十分に勝てるはずだと思っております。
こういう対コンピュータ将棋に極端に特化すれば、
−レーティングの高さも全く関係がないとは思わないのですが−
それよりどれだけ特化した指し方で指し込んでいるかの方がより重要な問題になるでしょうからね。
真吾オジサンなどは、−驚かれる方もいるかもしれませんが−
「どうすれば、マイボナは振り飛車穴熊にし易いか?」
こういうことも本気で考えておりますからね。 ^^:
美濃囲いではなく、なんとしてでも穴熊にしてもらわないことには、どうも具合が悪いので。 ^^:
先日、マイボナとの2枚落ち戦のログを無料公開しましたが、
あれ、マイボナが穴熊にしていたでしょう?
あれね、偶然ではないんですよ。
真吾オジサンがあれこれと試してみた結果、上手の真吾オジサンがあの手順で指しますと、
真吾オジサンが試してみた限りでは、ウチのマイボナは毎度三間飛車穴熊にしてきた手順なのです。
で、穴熊にしてもらって、こちらは入玉をし易くしようとしていたわけですね。
流石に2枚落ち戦の場合はここまでこだわらないと勝てるものでもないですからね。
いくらボロPCとはいえ、相手はBonanza6.0なんですからね。 ^^;
まあ、でもそれはいい性能のPCだとこういうことにはならないかもしれませんけれどね。 ^^;
とまあ、こんな調子でとことん事前準備をされますと、
「清水市代さんなら十分に勝てるはずだけどな」
真吾オジサンは今でも本気でこう思っておるわけですね。 ^^
このあたりのこともあって、清水市代さんがご登場されるのを期待していた面はあるのです。 ^^
熱心に研究される方のほうが多分勝ちやすいと思いますのでね。
ただ、これは今回問題になっておりますソフトの貸与あればの話ですけれどね。
あと、米長会長はこれからプロ棋士が盛り返しくる云々ともおっしゃっておられましたよね。
あれも、願望も込めてなのですが、真吾オジサンもそう思っております。
といいますのも、真吾オジサンはもともと激指7・五段+に全く最初は勝てなかったのです。
呆れるほど連戦連敗を最初にしましたからね。
「え〜、こんなんに誰が勝てるよ… プロでも本当に勝てるのか?」
こう思いましたからね。
2ちゃんに繰り返し書き込まれているようなことも、実は真吾オジサンにはその気持ちも分かるのです。
「いったい、ど〜よ、この強さは…」
その連戦連敗中に本当にこのくらいには思いましたからね。 ^^;
真吾オジサンの勘ぐりでは、プロ棋士・女流棋士の方々は、
取りあえずはコンピュータ将棋に勝てたところで、
お金になるわけでもないので、いくらも指した経験がない…
本当のところ、ほんの数年前まではこんな感じだったのではないのか?
こう思いますけれどね。 ^^;
もし沢山指しておられて、それなりのコンピュータ将棋対策をされていたら、
あから2010のときの解説や、ponanza・bonkrasが将棋倶楽部24であそこまで大暴れはできなかったろうに…
とも思いますけれどね。
Bonkrasの将棋倶楽部24の棋譜はほとんど見ていないので知りませんが、
Ponanzaのは全部ざっと見せて頂きましたが、あの時点では人間側は
対コンピュータ将棋に極端に特化したのは
あまりといいますか、あったかなぁ…?
まあ、「bonkrasやponanzaに勝てたら結構な賞金を貰えるぞ!!!」
こういうことになっていれば、もっと本気になって勉強される人も出てくるかもしれませんけれどね。 ^^;
まあ、そんなこんなを只今思っておりますが、
真吾オジサンは時間の経過とともにそれほどブルーではなくなりましたが、
まだ心に穴があいているような感じですね。
将棋好きの人って、どうも理数系が多いように思うのです。
でも、米長会長って、文系の人でしたよね。
理数系の人って、真面目といえば真面目なのでしょうけれど、
「bonkrasに▲7七桂と跳ねられて、人間に戻った」
こういうことを言い出す人って、あんまりいないからなぁ… ^^;
「勝利の女神は笑いを好む」
とか、理数系の人って言わないですよね。 ^^:
どうも、面白くないなぁ…