2013年2月13日(水)
真吾オジサンの雑感
新米長玉について。
「将棋世界 3月号」に米長前会長のことがあれこれと書かれてあったのを拝見しました。
その中に真吾オジサンが、
「ははぁ〜 それで米長永世棋聖はあの新米長玉を…」
こう思ったところがあったのです。 ^^
62ページの「強烈な存在感 小田尚英(読売新聞社)」のところです。
そこにこう書かれてありました。
現役引退後は、将棋連盟会長と竜王戦担当者という関係になった。
名人戦移管や女流分裂などで、手法に疑問を感じたことはあるけれど、
当方の一方的な主張に2時間じっと耳を傾ける辛抱強さもあったし、
約束は実行された。
ここの部分なのです。
これだけではなんのことかわかりにくいですよね。 ^^;
真吾オジサンは「入玉をして強豪のコンピュータ将棋に勝ってやるぞ!」ということをしておるのですが、
この入玉作戦の指し方をしているときにこう思うことがあるのです。
「話の長い女の話を最初から最後まで聞いているような気分だ…」
これ、本当にこう思うこともあるのです。 ^^;
この雑感をご覧の男性諸君は、多分宝飾品の販売の現場のことに関心はないことでしょう?
それどころか
「女というのはなぜ石ころに過ぎない宝石などにあんな大金を支払う気持ちになるのか…?」
まあこんなもんでしょう?
理数系の方でしたら、
「ダイヤモンドなんて所詮は炭素だぞ。鉛筆と同じ元素でできているのだぞ」
このくらいにもきっと思われることでしょうね。 ^^
こんなもんでしょう?
で、「ウチの女房は馬鹿だから、宝石屋の口車に乗せられてウン十万円もする高い宝石を買わされたのだな…」
こうなるわけですね。 ^^;
実際、こうに違いない販売方法をしているところもあります、確かにね。
でも、人並みといえば人並みの業者さんだとそこまではないだろうなと思いますね。
女性に、当面さほど必要でもないといえばそうともいえる商品を欲しくなってもらおうとするには、
実は女性の話をよく聞くというのがあると真吾オジサンは思いますね。 ^^
これをするとかなり売りやすくもなると思いますね。 ^^
女性って、話をせずにはおれない生き物だと思うんですよ。
女性でも、女社長さんとか役員の方とか、昔からお寺さんの女房とかでしたら、
あまりしゃべらない方もいらっしゃるのですが、まあ大概の女性の場合は
「私の話をもっと聞いて!!」
こんなところは大なり小なりあると思いますね。
この欲求を満たしてあげますと、
宝飾品のような高額品でも随分と売りやすくもなるものなのです。
こういうもんですね。 ^^
でも、男性にとって女性のあの長い話を聞き続けることは、
率直に言って苦痛ですよね。 ^^:
「お〜い、勘弁してくれよ。ここはもう避難しよう…」
こうなるでしょう? ^^;
「口から先に生まれたとはこのことではあるまいか?」
こう思わざるを得ない女性の長い話を最初から最後まで聞くのは非常に根気が必要なのです。
旦那(あれ)が私にこういうことを言うた・したとか、あの女にこう言われたとか、
親戚にああいうことをされたとか、子供の頃からの話をはじめたりするのです。
女性って、話を聞いてもらいたい人にはこういうことをするわけですね。
こういう話がはじまりますと、まあ2時間、
場合によっては4時間くらいでも延々と話し続けるわけですね。 ^^;
こういう話を嫌な顔をせずに聞き続けて、
ポイントポイントでこちらの話もするわけですね。
そうしますと結構な金額の宝飾品も売れることも多いものなんですよ。 ^^
こういうもんなんですよ。
でも、そうする過程で、その女性の機嫌を損ねますと、売れるものも売れなくなるのです。
女性は感情論で購買する傾向が男性の場合よりもあるように思いますからね。 ^^;
宝飾品の販売にはかかる根気も必要とされるのです、本当のところね。 ^^
これね、実は入玉を狙う作戦とどうも似ているのです。 ^^
女性は、
「今回はさほど買う気になれないわね」
という場合でしたら、もう体よくお断りしようと思っているわけですね。
なので、感情を損ねるようなことを言うたり、
「もうさっさと買う気になれよ」と言動で暴発してしまいますと、
売れるものも売れなくもなるわけですね。 ^^;
そうではなく、新米長玉戦法のように
「角を立てないように、相手を怒らせないように…
そして気分良くなってもらって、そうしながらこちらの話を進めるように…」
でじわじわと話を進めていくのがいいのです。 ^^
女性の長〜いお話を最初から最後まで聞きながら、
のみならずこちら側の話もさりげなく進めるようにするわけですね。 ^^
相手を怒らせますと、もともとさほど宝飾品を欲しいと思っていない時期ですので、
それで体よくお断りされてしまうのです。 ^^;
これはちょうど、Bonanza6.0の
「隙あらばいっぺんに勝負を決めてしまうぞ!」
の情け容赦のない攻めが待っているようなものなのです。
「Bonanza6.0を怒らせないように・暴れさせないように…」と
「女性を怒らせないように…」
これはどうも似ているように思いますね。 ^^
こういう展開にするためには、まことに根気が必要とされるのです。
「もう、面倒くせぇなぁ、この女…」
とまあ、本当はこういう気持ちにもなるのですが、
そこはまさに「忍」の一字で堪えないとならないのです。 ^^;
将棋でいいますと、桂を跳ねたり、銀をどんどんと前に進めるような展開にして
「もうさっさと勝負を決めてやるぞ!」
としたい気持ちを抑え続けているようなものなのです。
米長前会長のこのエピソードを知って、
「ああこういうことができる方だったので、あの新米長玉をされたのだな…」
このようなことを真吾オジサンなどは思ったようなことです。 ^^
米長永世棋聖は、第1回将棋電王戦で「暴発した」とおっしゃられましたよね。
真吾オジサンに言わせれば、その局面は
△3四歩と突いた局面だと思いますね ^^
艶福家でも知られた米長永世棋聖でしたが、
ただ、あのあたりの局面でもう暴発しているようでは、まだまだ… ^^;
さらに鍛え直された米長永世棋聖の新米長玉・それ風の指しまわしを
将棋電王戦の場でもう一回見てみたかったですね。
これはもうかなわぬことになってしまい、本当に残念ですね。