2013年2月27日
真吾オジサンの雑感
戀猫を俵の中に入れにけり 廣江八重櫻
廣江八重櫻のことはWikipediaにありませんでしたので、
ものの本に書かれてあったことを引用させて頂きましょうね。
廣江八重櫻 ひろえやえざくら
名は直治(なおはる)、明治一二年三月一一日島根縣能義郡赤江村大字中津(現安來市中津町)に、
廣江忠四郎の長男として出生。
昭和二十年十月八日本籍地に於て逝去。享年六十六歳。
夫人コノとの間に二男二女がある。
島根縣立松江中學校卒業。
村一番の素封家であったが生來名聞に疎く、晩年村内に郵便局を開設したがそれも總べて次男任せであった。
俳句は中學時代から試み、後年「日本及日本人」に投じ、碧梧桐に師事するに及んで、縦横の鬼才を恣にした。
晩年、碧梧桐にも離れ、少數の同志と「清明集」「三題集」等を試み、
養痾のかたわら悠々自適の境涯を愉しんだ。
こういう方だったそうです。
戀猫を俵の中に入れにけり 八重櫻
戀猫(こいねこ)というのは、暖かくなってきますと、
真夜中に屋根の上とかでニャンコが2匹で「にゃ〜、にゃ〜」と鳴きだすでしょう?
あれです。
ニャンコがLOVE LOVEなことになっているわけですね。 ^^
ニャンコ相手のことですので、別にやっかんだというのでもないのでしょうけれど、
ニャンコの、折角のLOVE LOVEな時間を、
廣江八重櫻は、なんとその猫をとっ捕まえてきた上に、俵の中に監禁までしてしまったと… ^^;
相手の猫のことが余程、廣江八重櫻は気に食わなかったのかもしれませんね。 ^^;
ニャンコはあまりの無念さに、俵の中でガリガリと藁を引っ掻いておりそうな感じですよね。 ^^;
酷いことをしますよね。 ^^;
でもどこか、ちょっとだけ笑える句ですよね。 ^^