2013年3月8日
真吾オジサンの雑感
靜なる人のゆかしや春の夜 高田蝶衣
私は本当のところ、どうも話の長い人は苦手なのです。
仕事の時でもどうにも話が長すぎる人には
「できれば三十一文字くらいで…」
と言うこともあるのです。
まあ、仕事の関係って、饒舌な関係になることは多いですよね。
アピール出来るところはアピールしておかないととか、
理論武装をしておかないとな…
こういうこともありますからね。
お互いにこうなる面は、まあ、あるものですよね。
でも、本当のところこういう人間関係って、くたびれるのものですね。
これは、人にもよるのでしょうけれど、私はどうもダメ。
私は「皆まで言うな」の関係の方が本当は好きですね。
こういう静な人間関係の方が余情・余韻があるようで、いいですね。
腸詰のようなものより、間のあるようなものの方がどうも好きですね。
で、この高田蝶衣の句などは、
「ああ、そうだよなぁ〜」
という気になるのです。
この平成濁世はどうもどこもかしこも饒舌に過ぎるように思いますね。
これはしようのないことと思ってはいるのですが、
それを多少うるさく思っております。