2013年3月19日
真吾オジサンの雑感
木蓮の落ちくだけあり寂光土 川端茅舎
先日の雑感にも書きましたが、川端茅舎の俳句は抹香臭いのが多いのです。
こういう句に面白い句が多いのです。
「寂光土」は「じゃっこうど」または「じゃくこうど」と読みます。
今回も「佛教語大辞典」から引用させて頂きましょう。
【寂光土】 じゃくこうど
四土の一つ。常寂光土の略。
【寂光】 じゃくこう
@ 安らかな光。寂は真理の静寂なることをいい、光は真智の光り照らすことをいう。
すなわち理智の二徳をさしていう。
A 天台宗で立てる四土のうち、常寂光土の略。
【寂光海會】 じゃくこうかいえ
常寂光土に住む無量の大衆をいう。
【四土】 しど
同居・方便・実報・寂光の四土で、天台宗で立てる四種の仏土。
(1) 凡聖同居土。人天の凡夫と声聞・縁覚などの聖者とが同居する仏土。
(2) 方便有余土。見惑・思惑を断ち切って三界の生死を超えた人の住む所。
(3) 実報無障礙土。中道の理をさとった菩薩の住む所。
(4) 常寂光土。真理を体得し、一切の煩悩を断ち、真の智慧をさとり得た者、すなわち諸仏如来の住む所。
こんなことが書かれてありました。
どうぞ、ご参考に。