2013年3月24日
真吾オジサンの雑感
さし木すや八百万神見そなはす 前田普羅
今回も歳時記からの引用です。
挿木 さしき
【解説】
母樹の枝を切りとって、じかに地に挿して根を生じさせる分栽法で、柳・茨・枳殻(からたち)・葡萄・茶などの繁殖に利用する。
挿す部分を挿穂(さしほ)といい、彼岸前後から八十八夜ころまでの植物の育成期がその時期とされる。
柳などは庭の隅に挿しておくだけで発根するが、ふつうは赤土で挿床(さしどこ)をつくりそれに挿す。
葉に傷をつけて地に伏せ込んで根を生じさせるのを挿葉(さしば)といい、
蔬菜類などの芽をかいで地に挿すのを挿芽(さしめ)という。
秋海棠などは挿葉を行い、トマトや馬鈴薯は挿芽する。
なおつつじ・さつき・椿などの常緑樹は夏に挿すものが多い。
こう書かれてあります。
さし木すや八百万神見そなはす 前田普羅
「八百万」は「やおよろず」と読みます。
広辞苑には、
【八百万】 やおよろず(ヤホヨロヅ)
数がきわめて多いこと。ちよろず。
と書かれてあります。
まあ、神道で使う言葉ですね。
日本の神様は西洋とは異なりまして、呆れるほど沢山神様がいらっしゃるのです。
「見そなはす」は
【見そなはす】 みそなわす (ミソナハス)
(ミソコナワスの約)「見る」の尊敬語。御覧になる。
と書かれてあります。