2013329

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

みちのくの淋代の浜和布寄す  山口青邨

 

 

 

 

Wikipedia  山口青邨

 

 

 

今回も歳時記からの引用です。

 

 


 

 

和布  わかめ  三春

 

 

【解説】

 

「め」は食用になる海藻の総称で、とくに和布について言う。

 

「志賀(しか)の海人(あま)は軍(め)布刈り塩焼き暇(いとま)無(な)み髪梳(くしげ)の小櫛(おぐし)取りもみなくに」

 

石川少郎(『万葉集』、二七八)。

 

黄褐色の海藻で、ほとんど全国の近海に生じ、昆布に似て長さ6090センチ、

 

葉の中央に縦に走った一条の中肋(ちゅうろく・みちと言う)がある。

 

おもに竹の先に小さな鎌をつけた和布刈竿(めかりざお)で刈る。

 

和布刈鎌という。

 

干すと黒味を帯びる。

 

二、三月から四月にかけて和布刈(わかめがり)の時節である。

 

出雲では、幼いものを簀(す)の上にならべて干し、めのはと言い、焙って手で揉み、飯にかけて食べる。

 

茎の両側の肉が厚く粘質(ねんしつ)に富む部分を布株(めかぶ)と言い、

 

それを擂(す)ってとろろ汁のようにして食べるのをめかぶとろろと言う。

 

鳴門和布がもっとも有名で、三陸に産する長さ2メートル余に達するものは南部和布という。

 

 

山本健吉

 

 


 

 

 

みちのくの淋代の浜和布寄す  山口青邨

 

 

 

「淋代」は「さびしろ」と読みます。

 

青森県三沢市の海岸で、淋代の浜というところがあるのだそうです。

 

 

 

昭和12年の作で、山口青邨の代表句の一つです。

 

 

 

 

 

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