2013414

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

御地蔵の手に据ゑ給ふ蛙かな  小林一茶

 

 

 

 

Wikipedia  小林一茶

 

 

 

誰が据えたのでしょうね? ^^

 

 

 

ああ、これは所有格の「の」ではなく、

 

主格の「の」だな。 ^^;

 

 

 

お地蔵さんが手に据えなさったという意味でしょうね。

 

 

 

季語は「蛙(かわず)」で春の季語です。

 

 

 

お地蔵さんは勿論仏教の世界のことなのですが、

 

まあ復習程度に以下のことをご覧下さいね。

 

 

 

今回も佛教語大辞典から引用させて頂きましょう。

 

 


 

 

【地蔵】 じぞう

 

釈尊の死後、弥勒菩薩が成仏するまでに現れて、人びとを救う菩薩。またその像をいう。

 

左手に宝珠、右手に錫杖を持つすがたが普通になった。

 

 

 

【地蔵菩薩】 じぞうぼさつ

 

釈尊の没後から弥勒菩薩が成道するまでの無仏時代における衆生救済を付嘱された菩薩。

 

胎蔵界曼荼羅地蔵院の主尊は菩薩形で、左手に如意宝幢のある蓮華、右手に宝珠(月輪)を持つ。

 

地蔵信仰は唐代、わが国では平安中期からで、

 

無数の分身に変化して衆生済度するから千体地蔵と称し、最も親しまれ、

 

比丘形で左手に宝珠、右手に錫杖を持つすがたが普通になった。

 

また鎌倉時代以後、民間信仰にとり入れられて、賽の河原では童児の救済者として和讃にまで唱えられ、

 

子育て地蔵・子安地蔵の名があり、六地蔵(六道能化を主とする)の参詣も多い。

 

 


 

 

 

御地蔵の手に据ゑ給ふ蛙かな  小林一茶

 

 

 

PHP文庫の本で「仏像がよくわかる本」というのがあるのですが、

 

この本の中にも地蔵菩薩のことが書かれてあります。

 

 

これによりますと、地蔵というのは、サンスクリット語ではクシティ・ガルバといい、大地の母胎という意味なのだそうです。

 

これを漢訳して地蔵といったのだそうですよ。

 

 

この無仏の時代は五濁悪世(ごじょくあくせ)というあらゆる汚れにまみれた世界になっていると。

 

お釈迦さまがこのような時代がくることを案じて、地蔵菩薩にこの無仏の時代を守ってくれるように頼んだのだそうです。

 

 

 

この蛙もなかなか有難いところに据えてもらったものですよね。 ^^

 

 

 

 

 

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