201354

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

朱子学の心について。

 

 

 

 

今回の雑感も朱子学のことについて書きます。

 

 

 

今回も「朱子語類」抄からの引用です。

 

 

 

これはご存じの方にとりましては、

 

「この程度のお話を何を今更…」

 

くらいのことでしょうけれど、まあ復習のつもりでご覧あれ。

 

 

 

 

性は“未動”、情は“已動“で、

心は“未動”と“已動”を包括する。

つまり、心の“未動”が性であり、“已動”が情だ。

いわゆる「心ハ性情ヲ統ブ」である。

欲は情が発現したものだ。

心を水に譬えるなら、

性は水の静かな状態、情は水の流れ、欲は水の波だ。

だが、波にも良いものと良くないものとがある。

欲の良いものとは、「我仁ヲ欲ス」といった類で、

良くないものは、大波や荒波のようにむやみと暴れまわろうとする。

ひどく悪い欲は、壅ぎ止められた水が決潰すると、

至るところに水害をもたらすように、天理を滅ぼしてしまう。

孟子の「情ハ以テ善ト為スベシ」というのは、

正しい情は性のなかから流れ出たものであって、

元来、良くないものはないことをいう。

 

 

 

 

こう書かれてあるのですが、分かり易くていいですよね。

 

 

朱子学のいうところの「心」は、こういう意味で受け止めましょうね。

 

日常生活で使われます「心」という言葉と、ごちゃまぜにしては駄目ですよね。

 

 

 

 

 

 

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