2013年6月14日
真吾オジサンの雑感
中高年の方は論語の一読くらいは…
真吾オジサンは中高年のオジサン・オバサン・ジイサン・バアサンにもかかわらず、
論語を一読されていない方が非常に多いことを嘆いております。
これね、ストリートレベルの話だけではないのが問題だと思うのです。
どうもこういう人ばかりになってしまったように思うております。
この雑感をご覧の将棋愛好家の方で、こう論語に書かれてあることをご存知の方は何人いらっしゃいますか?
子曰、君子無所爭、必也射乎。揖譲而升、下而飲。其爭也君子。
子曰く、君子は争う所なし。
必ずや射(しゃ)か。
揖譲(ゆうじょう)して升(のぼ)り、下って飲ましむ。
[通釈]
君子と言われるような人格の高い人は、人と争うことはしない。
もし争う場合があるとすれば、それは必ず弓を射る礼を行う時である。
弓を射ようとする時には、射手(いて)が二人相並んで進み、
三度礼をして後に堂に升り、
射てしまった後また礼をして堂から降り、
外の組のみな降りるのを待つ。
勝った者が負けた者に礼をして堂に升り、
罰杯(ばっぱい)を取って負けた人に飲ませる。
初めから終りまで礼にかけたことは一つもなく、
その態度はおごりたがぶることがない。
その争いはどこまでも君子である。
こう書かれてあるのですが、この雑感をご覧の勝負事の好きな方は
こういうこともどうぞご記憶のほど。
支那にもこういうことがあったのでしょうね。
この平成濁世には、いい加減なことを言っている人もいますのでね。