2013年6月15日

真吾オジサンの雑感

普通に指して楽しい設定について。

激指10＜全戦型＞六段＋と角落ち戦か、平手戦の後手で指しております。

角落ち戦の場合は、最初から露骨な入玉狙いか、

そうでなくても、大なり小なりアンチ・コンピュータでないと、

まあ勝てるわけもないですよね。

この角落ち戦の場合は、

表現は非常に悪いのですが、

どう激指を騙すかにかかっているように思いますね。

これは思考時間の上限を30秒・60秒でもそういえると思いますね。

平手戦の後手の場合、普通に指して楽しい設定は

思考時間の上限を30秒に設定した場合ですね。

この設定ですと、激指が割と終盤戦で間違えることが多いのです。

ただ、中盤戦ではこの30秒でも大きいミスはまずないですね。

これが60秒の設定にしますと、なかなか間違えてくれなくなるのです。

激指の解析（A）の検討モード（K）を使うこともあるのですが、

30秒くらいですと、思考中　五段＋になっていることが多く、

60秒くらいですと、思考中　六段＋になっていることが多いので、

「まあ、大体そのくらいの棋力なのだろうな」

と勝手に思うております。

（本当のところはどうなのでしょうね？）

この終盤戦でミスをしてくれるというのは、

指しているほうからしますと嬉しいですね。

気分よく、終局を迎えることができますからね。

「どんなもんだい、エッヘン！」

こんな気持ちにはなれますからね。

それに30秒ですと、疲れなくていいですね。

60秒ですと、真吾オジサンには正直なところ長いですね。

途中まではそうも思わないのですが、

局面が進むにつれこの長さが段々と気にはなってきますね。

普通に指した場合、激しい斬り合いの展開になることも多いのですが、

（そうするしかない or 面白がってあえてそうする場合とがあります）

これが60秒ですとほとんど駄目ですね。

真吾オジサンの棋力ではちょっと勝つのは難しいですね。

ところが30秒ですと、こういう展開にもかかわらず

意外と勝てることも多くこれが面白いのです。

斬り合いですので、向こうがミスをしてくれますと、

真吾オジサンのほうが相当に苦しいと言わざるを得ない局面でも、

一発大逆転・それに近いことも結構ありますね。

一発とまでは言わなくても、二・三発とかでね。

これが面白いわけですね。

以前にも書きましたが、激指の玉が薄いと割とこれがありますね。

気分転換に別のソフトと指したりもするのですが、

こうしますとちょっとだけ変なといいますか、

違和感のようなものを感じますね。

例えば、激指と沢山指したあとに、AI将棋と指しますと、

激指の攻撃力に対する読みを切り替えないと

どうも変なことになるのです。

どうも調子が狂うのです。

読みが合わないとでも言いますか…

この読みが合わない手が連続しますと、

大概はこちらのほうがおかしなことになっておりますね。

ということで、思考時間の上限で工夫をされるといいと思いますね。

こうすることで強いコンピュータ将棋とでも

それなりに楽しめるとは思いますね。

ちっとも勝てないと流石に面白くはなくなるでしょうから、

こういう風にしてでも楽しまれるといいと思いますよ。

身の丈にあった勉強の仕方・楽しみ方というものがあると思いますよ。

そうそう、検討モードのことについて言及しましたので、

折角なので書いておきましょうね。

この検討モードは結構凄いと思いますよ。

真吾オジサンは3手だけ表示されるようにいつもしているのですが、

これを使いまして、先日の名人戦の第2局を検討してみたのです。

すると…

ほとんどこの3手の候補の中の手でしたからね。

これね、「思考中　五段＋　or　六段＋」の段階で

もう次の一手を大概の場合は読んでおりましたからね。

中盤戦で両対局者が30分くらいの長考を繰り返して、そこで指した手を

1分もしないうちに激指は候補にあげているのですからね。

ずっとそういう風でしたからね。

ああいう中住まいの玉にした展開で、

中盤戦の手を次々に候補としてあげる・それを当てるというのは、

これは凄いぞ！と思わざるを得ないですね。

「ウチのボロPCもそう馬鹿にしたものでもないな」

なんて気にもなりますね。

「こりゃ、激指が強いのは当たり前だな…」

と思うたようなことです。