2013616

 

 

 

真吾オジサンの雑感

 

 

 

脳力について。

 

 

 

 

激指10<全戦型>六段+と指しております。

 

先日平手戦の後手で指した時に、こういうことになりました。

 

激指が初手に▲5六歩からの原始中飛車+穴熊にしてきました。

 

対する真吾オジサンは左美濃から左銀冠にしました。

1筋の位を取りましてね。

 

 

思考時間の上限を30秒に設定していたためか、

真吾オジサンのほうが有利に中盤戦を進めて

終盤戦に突入ということになりました。

 

 

さあ、ここからが大変なことになったのです。

 

贔屓目なしで見ましても真吾オジサンのほうが

相当に有利な局面であったと思うのですが、

なかなか決め手を与えることができないのです。

 

真吾オジサンが持駒の金や銀を

3八・3九の地点に打ち込むことを繰り返す展開になったのです。

 

それなりの棋力の方でしたら、

これはもう終りに近い局面だということはご存知でしょう?

 

こういう展開に上手く持ち込めたものの、

激指も実に巧みに金・銀を自陣に打ち付けまして、

これが決まりそうでなかなか決まらないのです。

 

真吾オジサンの玉はまだまだ堅い局面でしたので、

激指の穴熊の玉の周囲ばかりを見ておればよいような局面が続いたのですが、

と金が5三の地点にいまして油断しますと、

ちょっと事件が起こりかねないという局面でした。

 

激指は自陣に近づいてきました真吾オジサンのと金を角とを交換したりして、

兎に角、寄せを払いのけようとしました。

 

そして、また金なり銀なりを自陣に打ち付けて

真吾オジサンの龍を追っ払うようなことをしてきました。

 

こんな展開になりました。

 

 

こういう展開って、脳みその持久力と言いますか、

脳みその底力といいますか、

そういうものが必要ですよね。

 

マラソンのゴールがもう間近に迫ってきたかと思いますと、

突然、トラックをもう3周ほどしろ、

と言われたような気分ですね。

 

「ええっ!! それはないジャン!!」

という気持ちにはなりますよね。

 

落ち着けば、ここまで走ってきました距離のことを思いますと、

いまさらトラック3周くらいはそう大した距離でもないはずなのですが、

気分的にどうも草臥れますよね。

 

もともと負け将棋だったのでしたら、

こういう金銀の交換を繰り返して

もう千日手にしてしまうのに越したこともないように思いますが、

勝てるぞ、これは…

と思うていただけに、

どうも千日手にするのも惜しいわけですね。

 

で、脳みその持久力・底力、いわば脳力が

コンピュータ将棋相手の場合には必要だなと改めて思うたようなことです。

 

 

Bonanza6.0ではそうも思わないのですが、

激指10<全戦型>六段+、AI棋士5段相手ですと、

勝ちきるためにはこの脳力がどうも大切な気がいたしますね。

 

こういう展開に引きずり込まれまして

どうにも頭が草臥れて、あまり局面を読めないとか、

頭がボーッとしてきましたら

大概の場合ではもう駄目ですよね。

 

 

 

この脳みその持久力・底力、脳力はどうすれば鍛えられるのでしょうね?

 

真吾オジサンなどは頭が熱くなってきましたら、

もうボーッとして時間を過ごすか、

沢山眠るかでもしませんと、回復しないのですけれどね。

 

冷たい飲み物を飲んでも、この頭の熱の温度はちっとも下がらないですけれどね。

甘いお菓子を食べても駄目ですね。

 

 

何時間も集中して考えることができる人って、

やはりそれはそれで大したものだと思いますね。

 

 

脳波がβ波を出し続けても、

それほど草臥れない脳みそ…

 

こういう研究をされた方はいないのですかね?

 

そんなことを思うております。

 

 

 

 

 

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